樹木希林 死ぬときぐらい好きにさせてよ 葬儀について考える
- ■2018/11/09 樹木希林 死ぬときぐらい好きにさせてよ 葬儀について考える
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女優の樹木希林さんが2018年9月15日の午前2時45分に
ご家族に見守られながらご逝去されました。(75歳)
樹木希林さんの生前を偲び、謹んで哀悼の意を表します。
こちらの記事は生前「終活宣言」をされた時の記事です。
「どの様に生きるか」「どの様に死ぬか」
癌を宣告されながらも、芸能人生に全てを掛けた女優、樹木希林さん。
2004年に乳ガンが見つかり、以後脊髄や腸に転移し全身を蝕む様になりながらも
ネガティブにならず「ガンが出れば潰せばいい。私はビックリしない。必ず原因があるので
生活習慣を見直せばいい。簡単に治す事が出来ないからこそ自分に対して客観的になれる」と最後の日まで前向きに生きた大女優。
長寿大国日本、皆どうしたら1日でも長く生きながらえるのかに必死になっている中でいかに死ぬかという視点が抜け落ちているように思います。
いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであり、
それゆえ、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか、
という視点から、問いかけています。
「生きるのも日常、死んでいくのも日常」
この企業広告の中には本当に樹木希林さんの伝えたい事が詰まっている様に思います。
この写真はジョン・エヴァレット・ミレイ作「オフォーリア」の世界観で撮影されていま
す。
この絵画には11種類の花が使われており、その中の4種類の花「ケシの花」「忘れな草」
「ノバラ」と「バラ」
花言葉はケシは「死」であり、忘れな草は「私を忘れないで」ノバラは「喜びと苦悩」
バラは「愛」です。
オフォーリアの中で伝えたかった事、それはいかに自分らしく周りに愛されて逝くという事では無いでしょうか。
私はこの広告を見て大河の一滴という言葉を連想しました。
たった一滴の水であるが、その一滴だけでは河にはならない。
しかし、この世界の全ての人が集まれば大きな河になる。
日々の慌しい時間の中で少し「死」を考える時間を持つ事が樹木希林さんの最後に残した
メッセージと思い、これからの終活の一助になればとこの広告を転載させて頂きました。
樹木希林さんの広告を通じてほんの少しでも気付く事が出来たのならそれが一番の供養に
なると信じております。
樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り致します。
2016年1月5日に、全国紙4紙に宝島社の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」が掲載されました。
- 宝島社 企業広告コピーより(全文を抜粋)
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進歩して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
■2016年宝島社企業広告時の樹木さんのインタビューがご覧いただけます
https://youtu.be/iTTz0N2dbX8
2016年1月5日
読売新聞 朝刊 全国版 掲載
朝日新聞 朝刊 全国版 掲載
毎日新聞 朝刊 全国版 掲載
日刊ゲンダイ 全国版 掲載
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さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99 fax 048-749-8556
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