偲ぶ会とは基本の意味や葬儀との違いと流れ費用マナーを解説
- ■2026/01/22 偲ぶ会とは基本の意味や葬儀との違いと流れ費用マナーを解説
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大切な人とのお別れの場として注目されている「偲ぶ会」。近年、全国の葬儀件数は増加傾向にあり、そのうち約3割が従来型の葬儀ではなく、家族や友人中心の自由な形へと変化しています。特に「偲ぶ会」は、形式や宗教に縛られず、心から故人を偲ぶ新しいセレモニーとして利用が広がっています。
「葬儀やお別れ会と何が違うの?」「費用や会場選びで失敗したくない」「服装やマナーが分からず不安…」と感じていませんか?多くの方が、初めての準備で戸惑いがちです。
実際、偲ぶ会の開催費用には幅があり、香典や会費制の違い・案内状の出し方など、知っておきたいポイントが多数存在します。準備を後回しにすると、会場が予約できない・費用が予想以上にかかるといった「損失」につながることもあります。
本記事では偲ぶ会の意味や社会的背景、費用・マナー・準備のポイントまで、最新事例や具体的なデータを交えて解説します。
偲ぶ会とは|基本の意味と社会的背景
偲ぶ会とは、故人を偲ぶために開催される集まりであり、葬儀や法要とは異なり、形式や宗教色に縛られず自由に行われるのが特徴です。家族や友人、会社関係者などが集い、故人への想いを共有することで、別れを惜しみながらも新たな一歩を踏み出す機会となります。近年では、家族葬や直葬など小規模な葬儀の増加に伴い、後日改めて偲ぶ会を開くケースが増えています。偲ぶ会は、参加者が故人を心から偲ぶ温かな場として、多くの人の心に寄り添うセレモニーと言えるでしょう。
偲ぶ会の語源と読み方
偲ぶ会(しのぶかい)は、「偲ぶ(しのぶ)」という言葉に由来し、故人を思い出し、敬意と感謝を表す意味を含んでいます。正しい読み方は「しのぶかい」です。類似する表現として「お別れの会」「追悼会」「メモリアルパーティー」などがありますが、これらは宗教色や形式、規模によって使い分けられることが多いです。
誤用されやすいポイントとしては、「偲ぶ会=葬儀」と混同されがちですが、偲ぶ会はあくまで故人を偲ぶ自由な集まりであり、必ずしも葬儀と同時に行われるものではありません。下記のような呼称と特徴があります。
- 偲ぶ会:宗教色が薄く自由な形式
- お別れの会:企業や団体主催も多い
- 追悼会:故人を追悼する集まり
- メモリアルパーティー:カジュアルで会食中心
現代社会における偲ぶ会の位置づけ
近年の少子高齢化や核家族化、ライフスタイルの多様化を背景に、偲ぶ会の開催が増えています。家族葬や直葬の普及により、葬儀自体を身内のみで簡素に済ませる家庭が増加していますが、その一方で幅広い関係者が故人とお別れする機会が減っています。そこで、偲ぶ会は友人や会社関係者、地域の方々が集まりやすい柔軟なイベントとして選ばれるようになりました。
また、偲ぶ会は形式や宗教にとらわれず、故人の趣味を反映したり、会食や映像上映を取り入れたりと、個性を重視した内容で行われる傾向が強まっています。こうした現代的な偲ぶ会は、参加者同士の交流の場にもなり、心温まるひとときとして定着しています。
偲ぶ会の多様化トレンド
テクノロジーの進化により、偲ぶ会の形態も多様化しています。特に近年注目されているのが、オンラインやVRを活用した偲ぶ会です。遠方に住む家族や友人が参加しやすいよう、インターネット会議ツールや専用アプリケーションを使ったライブ配信型の偲ぶ会が増加しています。
オンライン偲ぶ会の特徴は、場所や時間に縛られず、多くの方が気軽に参加できる点です。さらに、バーチャル空間で思い出の写真や動画を共有したり、メッセージカードを送るサービスも登場しています。こうした新たな形態は、今後も広がりを見せるでしょう。
- オフライン:会場に集まる伝統的なスタイル
- オンライン:遠方の参加者も招ける。ライブ配信や録画も可能
- VR偲ぶ会:バーチャル空間で体験共有。新しい追悼の方法
偲ぶ会と葬儀・お別れ会の違い|形式・費用・マナー比較
形式と進行の違い
偲ぶ会は、故人を偲ぶために開かれる自由な形式の集いです。葬儀やお別れ会と異なり、宗教儀式に縛られず、家族や友人、会社関係者などが幅広く参加できます。主催者が遺族だけでなく、会社や友人の場合も多く、会場もホテルや飲食店、ホールなどさまざまです。
主な特徴をまとめると、以下のようになります。
- 偲ぶ会:遺族や会社、友人などが主催。会場はホテル・会館など。宗教色は自由。幅広い参加者。思い出共有や会食が中心。
- 葬儀:遺族が主催。会場は斎場や寺院など。宗教的要素が強く、親族中心。読経や焼香、告別式などが行われる。
- お別れ会:遺族・会社などが主催。会場はホテルや会館等。宗教色は薄い。関係者全般が参加。挨拶や献花、会食など。
葬儀・お別れ会との具体的な流れの相違点と特徴
葬儀は通夜・告別式・火葬といった厳格な流れがあり、宗教的な儀式が中心です。一方、偲ぶ会やお別れ会は、葬儀後しばらくしてから開催されることが多く、形式や進行も自由度が高いのが特徴です。
主な流れの違いは以下の通りです。
- 開催時期:葬儀は亡くなってすぐ、偲ぶ会は四十九日や一周忌など後日
- 内容:偲ぶ会は思い出話やスピーチ、写真展示、映像上映など自由
- 式の進行:宗教者による読経がない場合が多く、司会者が進行
- 会食:会場での食事や飲み物を楽しみながら故人を偲ぶ
費用相場と会費制の仕組み
偲ぶ会の費用は会場や参加人数、内容によって大きく異なります。会費制を採用するケースが多く、一般的には一人あたり数千円から数万円程度が目安です。葬儀よりも比較的抑えられることが多いですが、会場がホテルの場合は高額になることもあります。
主な費用ポイントは下記の通りです。
- 会費:参加者ごとに設定。受付で渡すのが一般的。
- 香典:持参しない場合も多い。辞退の場合は案内状に明記。
- 支払い方法:現金会費制が多いが、事前振込やオンライン決済のケースも。
香典と会費制の違い、費用の目安や封筒の書き方・渡し方
偲ぶ会では香典を辞退し、会費制を採用するケースが増えています。香典を持参する場合は、表書きを「御香典」「御霊前」とし、会社関係の場合は「御悔やみ」でも問題ありません。一方、会費制の場合は「会費」と封筒に明記し、受付で渡します。香典辞退の場合は、案内状にその旨を記載して配慮しましょう。
- 香典の場合:表書きは御香典または御霊前など。不祝儀袋を使用し、受付または遺族に渡す。
- 会費制の場合:無地封筒に「会費」と明記し、受付で渡す。香典封筒は不要。
服装やマナーの違い
偲ぶ会は葬儀ほど厳格な服装規定がありませんが、基本的には落ち着いた装いが求められます。会場や主催者の意向によって異なりますが、「平服で」と案内された場合は、フォーマルすぎない黒やダークカラーの服装が一般的です。
服装、香典マナー、挨拶の違いを男女別・シーン別に解説
男性の場合- ダークスーツや黒のジャケットに白シャツ、ネクタイは黒や紺が無難
- カジュアル指定の場合も、派手な色や柄物は避ける
女性の場合- 黒やネイビーのワンピース、スーツが基本
- ホテル会場などでは上品なワンピースやパンツスーツも可
- アクセサリーは控えめにし、パンプスやバッグも黒系を選ぶ
シーン別ポイント- 会社主催の場合は、よりフォーマルな装いを意識
- 友人のみの会では、少しカジュアルダウンしても問題ありませんが、Tシャツやジーンズは避けましょう
偲ぶ会の流れと準備|当日の進行と事前の手配
偲ぶ会の一般的な当日の流れ
偲ぶ会は、故人を偲び思い出を分かち合う重要なセレモニーです。一般的な当日の流れは、参加者の受付から始まり、開会の挨拶や献花、会食やスピーチといった場面を経て、閉会となります。時間配分や進行の順序は会の規模や形式によって異なりますが、全体の流れを把握しておくことでスムーズな運営が可能です。
- 開始前:受付・会費や香典の受領。服装や持ち物の確認、名簿記入など
- 開会:主催者または司会者の開会挨拶。進行や会の趣旨説明
- 献花・黙祷:故人への献花、黙祷。宗教色を抑える場合は無宗教形式も可能
- 思い出共有:友人や家族によるスピーチやスライド上映など。故人との思い出やエピソードを分かち合う
- 会食:食事や飲み物の提供。会場や形式に合わせて進行
- 閉会:感謝の言葉、今後の連絡事項。閉会後は自由解散、記念品配布など
司会進行と挨拶の文例
偲ぶ会の司会進行は、形式や規模によって柔軟に対応することが重要です。主催者や司会者が会の趣旨や流れを明確に伝えることで、参加者全員が安心して過ごせます。小規模な会では、友人や家族のみで進行することも多く、堅苦しくなりすぎない雰囲気が求められます。
司会進行のポイント- 開会挨拶で会の趣旨を伝える
- スケジュールや注意事項、献花のタイミングを案内
- スピーチや思い出共有の際は参加者への配慮を忘れずに
- 「本日はご多忙の中、○○を偲ぶ会にご参列いただき、誠にありがとうございます。皆様と共に故人を偲び、思い出を分かち合いたいと思います。」
- カジュアルな服装や雰囲気でも、最低限のマナーは守る
- 食事や飲み物の手配を事前に確認
- スピーチや献花の順番をあらかじめ決めておく
進行台本や挨拶状の例文を準備しておくと安心です。
招待状や案内状の作成・送付
偲ぶ会の案内状は、参加者への配慮とマナーを重視して作成します。送付時期は開催日の1ヶ月前を目安とし、参加者が準備しやすいように詳細を明記します。文例や表現、封筒の書き方などにも気を配りましょう。
送付時期- 開催日の1ヶ月前を目安に案内状を送付します。
- 会の趣旨
- 日時
- 会場
- 服装の指定
- 会費の有無
- 返信方法
- 連絡先
- 敬称や肩書きを正しく記載し、封筒は丁寧な筆記を心がけます。
- 「拝啓 春暖の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。このたび、故○○を偲ぶ会を下記の通り執り行います。ご多用中とは存じますが、ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます。」
偲ぶ会の服装マナー|男女別・シーン別の適切な装い
偲ぶ会は、葬儀や法要と比べて形式が自由ですが、装いには一定のマナーが求められます。故人や遺族への敬意を示すためにも、場にふさわしい服装を選ぶことが大切です。男女別や会場の種類によって、適切な服装を選ぶポイントを押さえておきましょう。
女性の服装マナーと注意点
偲ぶ会における女性の服装は、会の雰囲気や会場に合わせて選ぶ必要があります。一般的には、喪服・平服・カジュアルの3つのスタイルが用いられます。
- 喪服スタイル
ブラックフォーマルスーツや黒ワンピース、パールのネックレスや小ぶりなイヤリング、白や黒のインナーを着用するのが一般的です。
- 平服スタイル
ダークカラーのスーツやワンピースに、派手すぎないアクセサリー、肌色や黒のストッキングを合わせます。
- カジュアルスタイル
シンプルなワンピースやセットアップ、最小限のアクセサリー、落ち着いた色合いが好まれます。
注意点- 肌の露出を控え、スカート丈や襟元に注意しましょう。
- 派手な色やデザイン、光沢の強い素材は避けます。
- バッグや靴も黒や落ち着いた色を選ぶと安心です。
男性の服装マナー
男性の服装も、偲ぶ会の形式や会場に合わせて選ぶことが大切です。ブラックスーツやダークスーツが一般的ですが、カジュアルな会ではジャケットスタイルでも問題ありません。
- 喪服スタイル
ブラックスーツに白シャツ、黒無地のネクタイ、黒の革靴が基本です。 - 平服スタイル
ダークグレーやネイビーのスーツ、ダークカラーのネクタイ、黒や茶の革靴など落ち着いた装いが適しています。 - カジュアルスタイル
ジャケットとスラックスの組み合わせで、ネクタイは不要な場合もありますが、全体としてフォーマルな雰囲気を意識しましょう。
ポイント- ネクタイは黒や濃紺など無地を選ぶと無難です。
- シャツは白や淡い色が基本です。
- 派手な柄やカジュアルすぎるアイテムは避けましょう。
会場に応じた服装のポイント
偲ぶ会の会場によっても、服装の選び方に違いがあります。ホテルやレストラン、自宅など、開催場所ごとの配慮が必要です。
- ホテルでの開催
フォーマルなスーツやワンピースを選び、ドレスコードに注意しつつ落ち着いた色を選択します。 - レストランでの開催
ダークスーツやエレガントなワンピースなど、場の雰囲気に合った上品な装いを心がけましょう。 - 自宅での開催
シンプルで清潔感のある服装を選び、カジュアルすぎないように注意します。必要に応じてスリッパ持参も検討します。
気をつけるべき点- 会場からの案内状や案内メールに服装指定がある場合は必ず従いましょう。
- 迷った場合は主催者や遺族に事前に相談するのが安心です。
- 季節や天候を考慮しつつ、品位を保つ服装を意識します。
偲ぶ会の服装は、故人や遺族への配慮を第一に、場の雰囲気や会場の格に合わせて選ぶことが大切です。適切なマナーを守り、心からの弔意を表しましょう。
偲ぶ会の香典・会費・贈り物マナー|金額相場と渡し方
香典と会費の違いと使い分け
偲ぶ会では、香典と会費のどちらを用いるかは開催形式によって異なります。一般的な葬儀では香典が主流ですが、偲ぶ会はカジュアルな雰囲気や会食を伴うことが多く、会費制を採用するケースが増えています。香典は故人への弔意を示す金銭で、会費は飲食や会場費用の分担を意味します。どちらを用いるかは案内状で明記されることがほとんどです。主催者や友人のみの集まりでも、会費制が選ばれる場合は香典を辞退する旨が案内されることが一般的です。
会費制の特徴と香典辞退の際の対応方法
会費制の偲ぶ会では、参加者が均等に費用を負担し、形式にとらわれない自由な雰囲気が特徴です。香典辞退が明記されている場合は、香典の持参は控えるのがマナーです。会費は事前に封筒に入れ、「会費」と表書きして受付で渡します。辞退の案内があった場合、無理に香典や贈り物を渡すことは避け、主催者の意向を尊重しましょう。
封筒の書き方・表書きのマナー
偲ぶ会で使用する封筒は、香典の場合と会費の場合で選び方や書き方が異なります。香典には無地または蓮の模様のある不祝儀袋が望ましく、表書きは「御霊前」や「御香典」などと記載します。会費の場合は市販の白封筒やシンプルな袋を使い、「会費」と表記します。
- 香典用封筒
無地や蓮の模様の不祝儀袋を使用し、表書きは「御霊前」や「御香典」とします。名前はフルネームで記載します。 - 会費用封筒
白封筒や簡易なものを用い、表書きは「会費」と記載し、フルネームを書きます。
正しい封筒の選び方、書き方の具体例
香典の場合、薄墨で表書きを書き、会費の場合は黒墨でも問題ありません。封筒の裏面左下に住所と氏名を書くことで、主催者が把握しやすくなります。女性の場合も男性の場合も同様に正式な書式を守ることが大切です。
贈り物の選び方とメッセージカードの書き方
偲ぶ会では香典や会費の代わりに、心ばかりの贈り物を用意する場合もあります。贈り物は消え物(お菓子や果物など)が好まれ、華美になりすぎないものを選ぶことがポイントです。会食がある場合や香典辞退の場合は、贈り物も控える配慮が必要です。
- 贈るタイミングは偲ぶ会当日か、事前に主催者宅へ送るのが一般的です。
- メッセージカードを添える際は、故人への感謝やご遺族へのお悔やみの言葉を簡潔にまとめます。
- 以下の例文を参考にしてください。
メッセージカード例- 「このたびはご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
- 「故人のご冥福をお祈りいたします。大変お世話になりました。」
贈り物やメッセージは、あくまで心遣いが伝わる内容にすることが大切です。
会社概要
会社名・・・さいたまそうぎ社連盟
所在地・・・〒339-0074 埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
電話番号・・・0120-594-099
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