もしもの時に慌てないために2
- ■2020/04/12 もしもの時に慌てないために2
-
お世話になっております。
さいたまそうぎ社連盟のスタッフです。
さて、前回から
『もしもの時に慌てないために』
(2020/4/9 掲載)
という記事を書かせていただいています。
今回もご遺族におさえておいていただきたいポイントについて
書かせていただきます。
□葬儀の宗教形式を考える
一口に葬儀と言っても、宗教によって様々な形式があります。
実際に葬儀を行う際には自分の家がどういった宗教を信仰しているのか
信仰をしていない場合にどういった形式で行うかを
考える必要があります。
一般的な形式として、
仏式
仏教の考えや教えに則って行う葬儀です。
僧侶が読経し参列者がお焼香します。
菩提寺(先祖代々のお墓が有り、仏事を依頼するお寺様)に依頼するか、
葬儀社等に寺院の紹介を依頼し、僧侶を手配して行います。
神葬祭
神道(しんとう)の考えや教えに則って行う葬儀です。
神主や宮司などの神職が式を取り仕切ります。
お焼香はせず、参列者は玉串というものを捧げます。
付き合いのある神社に依頼するか、葬儀社等に宮司の紹介を依頼し、
神職を手配して行います。
キリスト教式
キリスト教の教えや考えに則って行う葬儀です。
式では神父・牧師と共に祈りを捧げます。
参列者は献花を行うのが一般的です。
礼拝等を行っている教会に依頼して葬儀を行います。
プロテスタントに限り、信者でなくても葬儀を行うことが出来ます。
友人葬
創価学会の葬儀を指します。
葬儀に僧侶を呼ばず、学会員が集まって式を行います。
式を取り仕切る導師は、友人の代表=儀典長が勤めます。
無宗教葬
特定の宗教・宗派の形式で行わない葬儀です。
自由葬とも言い、故人の好きだった音楽で送る音楽葬や
お別れ会等も含まれます。
実際の葬儀は仏式が8割と言われていますが、
昨今の寺院離れによって、葬儀の形式も
多様になってきたように感じています。
菩提寺がある家では、その寺院の僧侶が読経し
戒名等を授かることが納骨の絶対条件になる為
安易に宗教形式を変更して葬儀を行うことは出来ません。
最近では菩提寺を持たず、埋葬先も決まっていない方が増えています。
いざというとき慌てずに済むよう、
家の宗教はどういったものなのか
どういった形式で葬儀を行うのか
を事前に考えていただければと思います。
ここまで拙文をお読みいただき、誠にありがとうございました。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
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