文春オンラインに弊社が掲載されました!
- ■2025/12/10 文春オンラインに弊社が掲載されました!
-
2025年11月22日、文春オンラインに弊社社長のインタビューが掲載されました!
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
「スナック菓子1袋」で1万円を請求・・・
『葬儀の高額トラブル』はなぜ起こる?
元バンドマンの❝ヘビメタ葬儀社長❞が明かす「驚愕の実態」
「ヘビメタのライブができる葬儀場」関根信行さんインタビュー #1
日本の葬儀費用は世界の中でも高額とされ「小さなお葬式」の調査によれば全国平均は約127万円。
一方、この10年で葬儀のミニマム化が進み、大規模なものから家族葬へとトレンドが移り変わる中、
低価格で葬儀を執り行いたいニーズが高まっている。
そんな中「安く葬儀ができる」とアピールする業者も出てきたが、中には最終的に高額となってしまい、
トラブルになるケースも少なくない。
そもそもなぜ、葬儀費用は高くなってしまうのか。
もともとバンドマンとしてプロを目指していた過去があり、埼玉県に「ヘビメタのライブができる葬儀場」を作った
❝業界の風雲児❞、愛翔葬祭の代表、関根信行さん(54)に話を聞いた。(全2回の1回目)

愛翔葬祭の代表、関根信行さん。
20歳まではプロを目指し、バンド活動をしていた
30年前の葬儀業界は「バイオレンスな世界」だった
--一風変わった施設を運営する関根さんですが、葬儀業界にはどんなきっかけで携わるようになったのでしょうか。
関根信行さん(以下、関根) 高卒でイベント会社に就職し、20歳まではボーカルとしてバンド活動をしていました。
プロを目指していたのですがその道を諦めて、そのあとは、銀行のオペレーターや探偵など、
色々な仕事を経験しています。
その中で、25歳の頃に縁があって葬儀会社の下請けとして、遺影写真の編集を手掛けるようになったんです。
ただ、当時の葬儀業界は横柄な態度の人が多く、下請けというだけでナメられることばかりで・・・・・・。
葬儀の仕事自体のやりがいは感じていたので、「だったら下請けではない形で携わろう」と、
25歳の時に葬儀会社へ転職しました。

若かりし頃の関根さん
--実際に働いてみていかがでしたか。
関根 1社目は2年半ほど勤めましたが、今では考えられないくらいにバイオレンスな環境でしたね。
上司は気に入らないことがあれば殴る蹴るが当たり前。
ホウキを持って追いかけられるわ、祭壇を入れるための5キロくらいの木箱を投げつけられるわで、
散々でした。
革靴のかかと部分で頭を殴られたこともありますし。
--約30年前とはいえ、ハラスメントどころのレベルじゃないですね…。
関根 「殴り返すより殴られ続けた方が、あとあと有利だ」と思い、
しっかりガードして致命傷は追わないようにだけ気をつけて耐えていました。
ただある時、本気でぶん殴られたことがあって、さすがに頭にきたので病院で診断書を出してもらい、
警察にも届け出を出して「もう二度と会社には行かない」と宣言しました。
それで数ヶ月ゴタゴタしたんですが、最終的には会社側と示談が成立して、
その時の示談金の半分ぐらいが現在の会社を作る時の❝軍資金❞になっています。
「死の商人」のように見られ、友人が離れていったことも・・・
--2001年に、独立する形で現在の愛翔葬祭を立ち上げられました。当時は関根さんのように、独立する方も多かったんですか?
関根 最近はだいぶ会社を設立するハードルが下がってきましたけど、当時は「明日から会社を始めよう」と
簡単にスタートできる時代ではなかったですね。
僕がいるエリアは公営の斎場があって、必要な道具がそろっているので環境として
始めやすかったのは大きかったかもしれません。
あとは当時、葬儀会社は世間から「死の商人」のように見られていたと思いますし、
「そんな商売をやっているやつとは、友達付き合いできない」と言われたこともありました。
あまり積極的に自分で始める人は少なかったのではないでしょうか。
まあ最近も、参入したもののうまくいかず事業売却しているところは多いです。
--現在は年間でどのくらいの葬儀を行っているのですか?
関根 200件くらいです。
多い時は400件くらいでしたから、1日1件以上やっていた計算ですね。

さいたま市に「ヘビメタライブができる葬儀場」をオープンし、話題を呼んだ
--多くの葬儀に関わってきた中で、印象に残っている葬儀はありますか。
関根 独立前の話ですが「私の生前ビデオを撮ってほしい」と依頼してきたおばあちゃんのお葬式が印象的でした。
タバコをよく吸う麻雀好きのおばあちゃんで、性格も強気な人だったんです。
ビデオカメラをまわしながら話を聞くと、お嫁さんの悪口から始まり、亡くなった旦那さんの女遊びの愚痴とか、
とにかく文句ばかり言ってて。
とにかく人生経験が豊富な方で、ふと興味が湧いたので「おばあちゃん、人生って何ですかね?」と聞いたんです。
すると、おばあちゃんはタバコをくゆらせながら
「関根くん、人生ムダなんだよ。その無駄を楽しむのが人生なんだよ」と言われて、「かっこいいな」と思ったんですよ。
その後、おばあちゃんが亡くなって、お通夜も印象的でした。
ご遺族も普通なら疲れているはずなのに「ばあちゃんと麻雀しよう」と言って遺影のところに雀卓を出して、
朝まで楽しそうに麻雀をされていました。
お別れの際も、棺に麻雀牌を入れていましたね。
その様子を見て、故人様が人生のムダを楽しみ切ったことをご家族様も分かっているから、
笑顔で見送ることができているんだなと。
葬儀は静かに故人様を偲ぶだけではなく、にぎやかな最期を見送る方法もあるんだと学びました。
「スナック菓子が1万円」葬儀の高額請求トラブルの実態
--他にも変わった葬儀を経験されたとか。
関根 レアなケースで言うと、大きな風船に砕いた骨を入れて浮かし、
成層圏で割って散骨する「宇宙葬」というスタイルがあって、ご依頼いただいたことがありました。
ほかにも、遺骨を圧縮してダイヤモンドにするとか、位牌みたいに加工する
「エターナルプレート」とかも少し流行りましたけど、最近はあまり見かけないですね。
今もたまに見かけるスタイルでいえば「手元供養」といって、火葬すると残る喉仏を、
お仏壇にお供えする方もいらっしゃいます。
--お葬式といえば、葬儀費用に関するトラブルもよく聞きます。
関根 厚生労働省が生活保護受給者や、経済的に困窮している方を対象に「葬祭扶助」という制度を設けており、
その金額は大人の場合で21万5000円以内となっています。
つまり、この価格が日本で葬儀をする際にかかる、最低限の費用と理解できます。
ところが、昨今はそれ以下の金額で葬儀ができるとアピールする業者が多い。
葬儀をできるはずもない低価格で集客し、最終的には高額な請求を行っている事例は多く見聞きします。
実際に景品表示法違反で摘発された業者もいますし、大きな問題だと感じています。

愛翔葬祭では明朗会計を徹底しているという
--「葬儀費用の相場が分かりづらい」という意見は多く目にします。
そもそも、なぜ高額になるのでしょうか?
関根 ムダなオプションがついてしまうと高額になりやすいですね。
ひどいところだと、例えば「スナック菓子が1万円」とか。
中には「喪主になられたら、数珠が必要ですよね」と、数十万円でオーダーメイドの数珠を提案する業者もいますよ。
個人的には、そんな高額の数珠なんて葬儀には不要だと思うのですが…。
参列者数に見合わない豪華な祭壇や大きな式場も価格が吊り上がる原因ですし、
「エンバーミング(遺体の防腐処理)」もちょっと気を付けたいですね。
1ヶ月近くご遺体を保存するわけでもないなら、エンバーミングは基本的に必要ないんですよ。
「ヘビメタライブができる葬儀場」はなぜ生まれた?
--葬儀業界で活動を始められて30年ほど経ちました。
この間、葬儀のスタイルの変化はありましたか。
関根 大きく変わったと感じるのは、2011年の東日本大震災ですね。
その頃から「家族葬」というスタイルが認知され始めました。
家族葬は今でこそ当たり前になりましたけど、かつては恥ずかしいものとして捉えられていたんです。
昔の葬儀は、金は出さないけど、口は出すタイプのおっちゃんやおばちゃんが親戚や町内会に必ずいました。
「もっと祭壇を豪華にしないといかん」とか言ってくるんですよね。
そういう目を気にすると、どうしても葬儀は大掛かりになってしまいますし、家族葬や密葬はやりにくい。
時代が変わって、そういう人たちが高齢化して参列が難しくなったことや、
震災直後の何事も控えめにしようという風潮もあって、このころからコンパクトな葬儀のスタイルが浸透しました。

同社のさいたま市岩槻にある多目的ホール「LIVE THEATER +810 PLUS HEART」は、
ヘビメタライブができる葬儀場として話題を呼んだ
--社会を大きく変えるほどの出来事が葬儀にも影響したわけですね。
そういう意味では、コロナ禍の影響はいかがでしたか?
関根 コロナ禍の頃には家族葬も定着していたので、より一層「個人」に焦点を当てるスタイルが増えました。
それまでは「○○家の葬儀」だったんです。
例えば、私が亡くなれば「関根家の葬儀」として、親戚が集まり相談して、故人を送り出す。
コロナ以降は「関根さんの葬儀」となりました。
故人を思って送り出そうという風潮が強くなり、家族葬などのシンプルなスタイルが求められている印象です。
最近のトレンドは「パッと集まって」「思い入れがギュッと詰まっていて」「サッと解散する」。
会計もライトなものを求める方が多くなってきました。
--コロナ禍では、そもそも葬儀の会場に集まることもできない時期もありました。
「オンライン葬儀」というスタイルも注目され、関根さんも取り入れられたそうですね。
関根 当社も流れに乗ってみました。
ところが、オンラインで配信してみると、お坊さんがずっと読経している後ろ姿の映像が流れるだけなので、
「画」がつまらないんですよ。
そんな映像を1時間近く配信したところで誰が喜ぶのかと。
その時の問題意識が、ヘビメタライブできる葬儀場のアイデアにつながりました。
※この記事は、「文春オンライン 「スナック菓子1袋」で1万円を請求・・・『葬儀の高額トラブル』はなぜ起こる?元バンドマンの❝ヘビメタ葬儀社長❞が明かす「驚愕の実態」」を基に
作成しています。
内容はこちら
「スナック菓子1袋」で1万円を請求…『葬儀の高額トラブル』はなぜ起こる? 元バンドマンの“ヘビメタ葬儀社長”が明かす「驚愕の実態」 | 文春オンライン
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
新着一覧
- ■2025/12/10 文春オンラインに弊社が掲載されました!
- ■2025/12/05 身内のみの家族葬の流れを徹底解説
- ■2025/12/05 お布施とは何か?相場や金額マナーまで徹底解説
- ■2025/11/28 告別式で香典のマナー解説と金額相場・書き方など完全ガイド
- ■2025/11/28 家族葬の連絡はどこまで必要か基準と参列範囲を徹底解説










