元気な時こそ考えよう、葬儀事前相談のススメ
私たちの心は、思っていた以上に不安定になる
これは人によって個人差があるかもしれませんが、人が亡くなると、私たちの心というのは思っていた以上に不安定になります。
悲しいという感情を抑えきれない人。
頭が冷静でも胸の動悸が止まらない人。
経験したことのない"お葬式"に戸惑ってしまう人。
心なしか興奮してしまう人。
人の死は、私たちに思いもよらぬ作用を与えるのです。
そして、このような心理状態での葬儀社との打ち合わせは、無意識のうちに大きなストレスを与えます。
事前相談が、「いい葬儀」への一番の近道
私たちも、なるべくお客様の負担にならないよう努めるのですが、それでも喪主様は、不慣れなお葬式の説明をゼロから聞いて、さまざまな事柄を限られた時間の中で決めなければならない。
そんな姿を見ていると、いつもこう思います。
「せめて、事前相談をさせてもらっていれば…」
私たちは(というか、ほぼすべての葬儀社は)、お客様に事前相談を勧めています。早めに相談を受けて顧客を囲い込んでいたいからではありません。
元気なうちにお葬式について考えておくことが、「いい葬儀」への一番の近道だということを知っているからです。
事前相談は、お葬式の勉強の場
ほとんどの喪主様は、喪主の経験が初めてです。
そりゃそうですよね。
喪主を務める経験など一生のうちに一度あるかないかです。事前相談は、お葬式の勉強の場だと思ってください。ただ、費用の話だけではないのです。
そもそも、どうしてお葬式をするのか。
お葬式のスタイルにはどんな種類があるのか。
どのような流れでお葬式は進んでいくのか。
どこまでの人に訃報を流すべきなのか。
お寺様とはどうのように付き合えばいいのか。
…などなど、事前にお葬式の知識を知っておくことで、実際の現場でのストレスは、大きく軽減されます。
ゴールまでの距離の分からないマラソンはものすごく疲れ、ゴールまでの距離の分かるマラソンは疲れが軽減されるものです。
「故人様を心をこめて送り出したい」
こう思われるのであれば、なおさらです。ストレスが少ないほど、故人様に心をこめることができるはずです。
お客様に語っていただく想いが、信頼関係を生んでくれる
このように、お葬式についての説明をさせていただく中で、お客様が、ご自身の想いを語り出す、ということが多々あります。
ひとりの人間の終焉の儀式がお葬式。
そこに込められる喪主様の想いは、ひとつひとつが尊く思われます。
そして、そのような想いを聞かせていただく中で、喪主様とわたしたちとの間に信頼感が生まれます。
「いい葬儀」には、この信頼関係こそが不可欠なのです。
葬儀に関する質問は、さいたまそうぎ社連盟迄、お気軽にご相談下さい。
もしもの時は24時間年中無休で、お客様をお迎えにお伺い致します。