■2019/08/05 ドライブスルー葬儀　岩槻　お坊さん便　タブレット記帳

2017年の年末頃でしたでしょうか、長野県上田市にあります葬儀場が、全国で初めての
『ドライブスルー葬儀場』を完成させてお披露目をしました。
この事は、当時かなり話題にもなり、ニュースにもなりましたので、もしかすると皆さんの中にも聞いた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

近年、インターネットが普及した事により、ボタンひとつでお寺さんを自分でも自由に手配出来てしまうサービス『お坊さん便』や
一時的なお墓で、賃貸のお墓ともいえるサービス『レンタル墓』
宅配便を利用し、お骨を郵送する事で納骨をしてしまうサービス『送骨』など、現在では、様々なお葬式のスタイルや供養に関するサービスが
考えられており、ついに？いよいよ？登場したドライブスルー葬儀とは・・・

いったい・・・

どの様な事をするサービスなのでしょうか？

ドライブスルー葬儀とは・・・まさしくその名前の通りです。ドライブスルーを利用する事により、車から一歩も降りずに車内にいながら窓越しに、お葬式に参列する事が出来るサービスなのです。

ドライブスルー葬儀では、まず、お葬式に参列をする方は、お焼香専用のドライブスルーのレーンに進み、受付台の前で停車します。
そして、タブレット型の芳名帳等に記帳をして、お香典といっしょに受付係のスタッフに渡すという、仕組みになっている様です。

参列者は、窓越しにはなりますが、葬儀式場内の遺影も見えますし、車内からではありますが、お葬式に参列している訳ですから
お焼香も当然行えるそうです。

葬儀式場内にいる喪主様や、ご遺族様には、ドライブスルーの受付に参列者の車が到着すると、葬儀式場内にあるランプが点灯し、知らせてくれて、お焼香の様子などをモニター画面にて確認出来るようになっているそうです。

車内でのお焼香は、火を一切使わない電熱式なっている為、安全なのだそうです。





葬儀場がお披露目された当初は、メディアにも取り上げられかなり話題にもなり、インターネット上などでは、賛成の意見や反対の意見など様々あったそうです。
あまりにも斬新すぎるサービスであるがゆえに、不謹慎なのではないかとの声が非常に多かったのも事実のようです。

現在行われているドライブスルーを利用したお葬式は
◎誰かの世話にならないとお葬式に参列出来ない方・・・
◎歩行が困難な方・・・
◎車の乗り降りが困難な方・・・
◎喪服に着替える事すら大変な方・・・など・・・


高齢者の方々や、障害者の方々など、身体的な理由により、お葬式に参列出来なかった方や、参列する事自体を諦めてしまっていた方など、参列したくても出来なかった一部の方々が、お葬式にお車の中からでも参列出来る様にと考えられたサービスなのです。
ですから、お葬式への参列者全員が、ドライブスルーを利用して、参列し、お焼香を行うという訳ではありません。
あくまでも、身体の不自由な方々へのサービスなのです。

これから更に、高齢化が進んで行き、お葬式やご先祖様の供養をする事自体が、いろいろと負担になる場合が増えているのが現実です。
自分自身だけではお葬式に参列できなかった高齢者が、この様なサービスのおかげで参列出来る様になったという声もあるそうです。

一方で、故人との最後のお別れをする場としては簡略化しすぎだと感じる方も当然多いでしょう。
ですから・・・
まだまだ・・・
この様なサービスが全国的に広まっていかないのかもしれません。

必要性や利便性と、供養に対する想いとのバランスが大事なのでしょうか・・・
人それぞれ様々なお考えがあるものです。

そもそも、身体の不自由な方々もお葬式に参列出来る様にとはじめられたサービスでありますが
世の中に受け入れられるには、まだまだ、時間がかかるということかもしれませんね。

このサービスについて皆様は、どの様にお考えでしょうか？

私個人的には・・・




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