核家族や少子高齢化がますます進む時代では・・・
- ■2019/09/29 核家族や少子高齢化がますます進む時代では・・・
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核家族化や少子高齢化がますます進む現代では、家族との死別や離別をするなどの理由により、高齢者の一人暮らしがかなり増えております。
また、以前よりも結婚をせずに生涯独身の方の数も増えております。
もしかすると・・・
今現在、離別をお考えで、将来は、『お気楽で自由な一人暮らしだぁ~』なんて思っている
お一人様予備軍の方も結構いらっしゃるかもしれません。
ここ最近社会問題となっている高齢者の孤独死や孤立死というのは、
今後、一人暮らしの高齢者が増加することが見込まれておりますので、
同じ様に増加することが容易に考えられます。
今回は孤独死と孤立死について少し考えていきましょう。
『一人暮らしをしている高齢者が、自宅で亡くなっており、数日・数週間・数ヶ月が経過して発見されました。』
この様な、とても悲しくなるニュースを皆さんもテレビなどで見たり、聞いたりすることが時々あるのではないでしょうか。
先程もお話したように、高齢者の孤独死や孤立死の増加が社会問題にもなっていますが、まずは、孤独死と孤立死の違いについてお話しましょう。
孤独死と孤立死は、混同されやすいですが、
「孤独死」に実は明確な定義が無いため
一般的には「一人暮らしの方が誰にも看取られること無く亡くなること」などを言います。
それに対し行政機関などでは「孤立死」と表記され、内閣府などの資料によると「孤立死」は、社会から孤立してしまったがために、亡くなってからも誰にも気づかれることなく、相当期間放置されてしまうような死」と言うことが出来ます。
他にも状況などにより独居死などとも言われますが、基本的には同じ意味で使われている様に思います。
今回は、あえて区別を「孤独死」「孤立死」を区別して、お話したいと思います。
なので、先程のニュースの様な出来事は孤独死ではなくて、孤立死だと言えるでしょうし、とても、悲しいことなのです。
お一人様であれば、もしかすると一度ぐらいは、孤独死や孤立死について考え、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが必ずしも孤独死自体が悲しい事であるとは言い切れません。
誰にも看取られずに亡くなることになったとしても、病気で入院する訳でもなく、住み慣れた自宅で人生の最期を迎えることに幸せを感じる方もいらっしゃるでしょうし、人それぞれの考えがあるでしょう。
たとえ、パートナーや同居人が居たとしても、亡くなり方は誰も選べませんし、必ずしも看取ってもらえる訳ではありません。
したがって、お一人様に気を付けて頂きたいのは孤立死の方なのです。
亡くなったことに気付いてもらえる環境、人間関係を築きましょう。
孤立死を防ぐために、お一人様が心掛けたい事は
やはり、世間とのかかわり、コミュニケーションではないでしょうか。
ひとりで亡くなってしまう孤独死は、生活環境などやむを得なかった理由があったり、
誰にも迷惑を掛けたくないと、介護や同居を拒み
孤独死しても良いと考える方もいらっしゃるでしょう。
気持ちは、私も還暦を過ぎておりますので、なんとなくではありますが理解出来ます。
が、
亡くなったことに、誰からも気付かれずに放置される孤立死は、やっぱり悲しいと思います。
お一人様の高齢者が安心して暮らせる為に、孤立死防止対策を全国の各自治体・民間企業・ボランティアの方々などが協力して
様々な取り組みがなされています。
例えば、食事の配達サービスや配達サービスのスタッフ等による見守り・声掛けなどです。
時には、話し相手になったり、何かお手伝いをしたりと、内容は様々ありますので、この様なサービスを利用してみるのも一つの方法だともいえます。
高齢になると、新しい出会いや人とのかかわりじたいが煩わしくなってしまう人もいます。
しかし、孤立死を防ぐためには、人と人との繋がり、人間関係が大事なのではないでしょうか。
「新しい出会いを求めて積極的に行動しましょう。」とまでは、言いませんが・・・
お友達やご近所、地域の方々との交流は大切にしましょう。
健康的な生活を心がけ、友人や地域の人々との人間関係を育み様々なサービスを利用するなど、世間とかかわっていくことなのではないでしょうか。
今回は、孤独死と孤立死についていろいろ話をしてきましたが、最後に皆様にお聞きしたいのですが・・・
亡くなったことに、何となく気付いている人が居るのにもかかわらず、放置されてしまったら・・・
それは・・・孤独死、孤立死は、どちらですか?
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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