遺体衛生保全・・・エンバーミングって一体何をするの?
- ■2021/10/22 遺体衛生保全・・・エンバーミングって一体何をするの?
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遺体衛生保全・・・エンバーミングって一体何をするの?
エンバーミングとは???
専門的な資格のあるエンバーマーが、ご遺体を長期的かつ衛生的に保存することが可能になるように、修復保全する技術や処置のことを言います。
もう少し、わかりやすく言うと、ご遺体の修復・殺菌消毒・防腐処置・お化粧・お着替えなどを行う処置ということになります。 土葬が主流であるアメリカなどでは、衛生面を考慮してのことなのか、エンバーミングをすることは一般的なのですが 火葬が主流である日本においても、最近では注目されているようです。
エンバーミングを行う目的としては、遺体を長期保存することが可能になるからです。 エンバーミングを行うことにより、2週間程度の期間であれば、腐敗させずに保存してあげることが出来ます。
その為、葬儀までの間に時間の余裕が出来るというメリットや、事故や災害などでの損傷の修復なども含め、生前の姿に近づけることが出来ます。
エンバーミングを行う場合のデメリットとしては、一度安置したご遺体をエンバーミングの処置が行える施設に移動する必要があるので ご遺体と半日程度離れなければなりません。、
エンバーミングを行う場合のメリットやデメリットはありますので、選択肢の1つとしてお考え頂くことをオススメ致します。 エンバーミングを行う手順について・・・
エンバーミングとは、エンバーマーライセンスを持ったエンバーマーが行い、処置の手順は・・・ まず、全身の消毒や洗浄を行い、髭を剃るなどの処理を行います。
次に、衛生保全の為、遺体の一部分を切開し、動脈から防腐剤を注入すると同時に静脈から血液を抜き取ります。 腹部には穴を開け、腹腔・胸腔に残っている血液や腐敗しやすい物を吸引し、そこにも防腐剤を注入します。
その後、切開部分の縫合をし、損傷している部分があれば修復し、傷痕はテープなどで隠してあげます。 再度、全身を洗浄し、仏意や衣服を着せ、お顔を化粧などで整えます。 これらの処置に掛かる時間は、3~4時間程度です。
エンバーミングの費用は、遺体の状態などにより変動致しますが 基本料金が、IFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)により、15万円〜25万円と定められているようです。
今回は、エンバーミングについてお話をして参りました。
ここ日本では、火葬が主流であることや、亡くなってから火葬されるまでの時間が短いということから、まだエンバーミングは、一般的とは言えません。 ですが、衛生面や葬儀日程などの状況により、少しずつエンバーミングを行う方が増えるかもしれませんし、エンバーミングを行わなくても 十分なケースも多いと思います。
私達「さいたまそうぎ社連盟」では、エンバーミングについての質問はもちろん 様々な相談も随時受け付けておりますのでお問い合わせくださいませ。 本日も、ご静聴誠に有難うございました。
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