私達、葬儀社スタッフの強み。
- ■2021/10/24 私達、葬儀社スタッフの強み。
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皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
私のブログでも何度もお話しています。
死についてのお話です。
葬儀は亡くなってから行なうもので、葬儀の仕事をしていると、死と日々関わります。
私もこの業界に入り、葬儀の仕事を続けていくにつれて、死の事をより敏感に感じるようになりました。
昔は、親戚の人達など身近な人が亡くなってしまう以外は気にも止めていなかったと思います。
最近になりより一層、自ら命を絶ってしまう方が多く感じます。
皆さんが印象深いのは、芸能人の方々でしょうか?
新型コロナウイルスで生活感が変わり、精神的にも金銭的にも乏しくなってしまった方々も多くいると思います。
今回の話は、少し前のお話。
皆さんはまだ記憶にあるでしょうか?
あの日本最大手の広告代理店である電通の社員が自殺してしまった事件。
自殺の原因は、長時間の過重労働が原因と認められました。
これをきっかけに過労死が注目されるようになり、働き方の考えた方が考え直されました。
これを葬儀社に置き換えて、考えてみました。
このお話も何度かしていますが、葬儀の担当者はご家族と関わるたびに相当なストレスと向き合いながら仕事をしています。
葬儀は1回限り、失敗ややり直しはききません。
大切な人を亡くしてしまった悲しさから、お客様であるご家族も、通常の精神状態ではありません。
ご家族との会話は、神経をすり減らしながらしています。
精神的にもそうですが、肉体的にもキツい部分があります。
人が亡くなるタイミングは決まっていません。
ですので、深夜でも早朝でも病院に駆けつけて、お手伝いをします。
そのまま出勤をし、通夜の担当をする…なんて時間のサイクルは当たり前のようにあります。
キツイ業種ですが、葬儀社のスタッフで自殺をしてしまったとあまり聞きません。
業界歴の長い先輩方に話をしても、やはりそういった事は聞かないと言います。
ではなぜでしょうか?
私達は、日々死と向き合っています。
中にはご家族にはお見せできないくらい変わり果ててしまった故人や、命の尊さを身をもって感じてきています。
ですので、どんなに辛くても、自ら終わりにしてしまうという考えに至らないのではないかと思います。
あと考えられるのが、お客様の言葉。
この業種ほど、悲しみに暮れている人達に手を差し伸べる仕事はないと思います。
その分、お手伝いをするこちら側は、気を使うのにフル回転していますが、無事に滞りなく葬儀を終えた際には、普通の接客業では味わえないほどの感謝を受けます。
やはり人間なので、人に求められたり、感謝されると嬉しいですし、やっていて良かったと思う瞬間になります。
忙しい日々の中には、働き方を変えてほしいと思ってしまう事もあります。
しかし、ご家族が亡くなってしまった人達にとっては休みなどはありません。
自分自身が倒れてしまわない程度に、これからも1人でも多くのご家族の助けになれればと思っています。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
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