献体を希望する際に考えたい費用面や注意点について・・・
- ■2021/11/08 献体を希望する際に考えたい費用面や注意点について・・・
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献体を希望する際に考えたい費用面や注意点について・・・
献体とは、医学・歯学などの教育の充実や医療の発展、進歩を願い、自らの遺体を解剖学実習に提供するという尊い行為のことです。
以前は、献体の数が不足しており、大学側から献体の提供を呼び掛け、お願いをする様な活動を行っていることもありましたが 最近では、自らの意思で献体を希望する方が増えているようです。
ですが、献体と聞いても・・・???
よくわからないという方や、実際に興味のある方、また、検討しているが心配事や不安があるという方、様々な方がいらっしゃるかもしれません。 なので、今回は、そんな、献体についての費用面や注意点、葬儀や納骨などについてもあわせてお話をしたいと思いますので 献体に興味のある方や、検討している方は、実際に献体を行うのか行わないかの判断材料にしてみてください。
献体を行うという場合には、葬儀費用も大学側が全て負担をしてくれると思われがちですが、実際には違います。
大学側が負担してくれるのは、大学までの搬送費と献体後の火葬費のみです。 その為、家族の費用負担が減るのではないかと考える方や、高齢化社会が原因なのでしょうか?
身寄りのない方が増えていることも 献体の希望者が増えている理由かもしれません。
火葬の費用は地域や自治体によって異なりますが、埼玉県内では1万円程度の費用を負担してもらえるというだけです。
葬儀費用は、個人負担になりますので、費用を抑える為、献体に登録するのではなく、本来の目的や意義について理解して決めましょう。
葬儀費用を減らす為に献体を行うということは、やらない方が無難と言えます。
身寄りがない方の場合には、共同墓地に埋葬までしてくれることもあるようですが、献体を行う大学や団体によっても異なる為、事前の確認が必要です。 献体を希望した場合、葬儀は出来ないのではと思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが実際には、どんな選択肢があるのでしょうか???
①献体を行う前に葬儀 ご遺体の保存状態に十分に注意を払い、葬儀を執り行う。 その際、出棺時には、霊柩車にて火葬場へ向かうのではなく、大学が手配した車で大学へ向かうことが多いです。
②遺体が無い状態で葬儀 遺体がない状態なので、遺影や位牌だけで、葬儀を執り行う。
③献体を行った後に葬儀 献体後には、遺骨になって戻ってきますので、骨葬という形式で、葬儀を執り行う。
④大学へ直行 ・・・・・ノーコメントでお願いします。
大学は、献体後には、火葬をしてくれますが、献体自体を、すぐに行なうというわけではありません。
防腐処理など解剖の準備期間や実習期間が長く掛かる場合もあります。また、順番待ちになることもあるそうです。
その為、1~2年、長ければ3年程遺骨が戻ってこないという場合もあります。
そもそも、家族の同意が必要になります。 登録の際や、実際に献体を行う際には家族の同意が必要になります。
あなたがどんなに希望しても、家族の反対があれば実現されません。 献体をすると遺骨もいつ戻ってくるのかもわかりませんので、家族も不安に思うでしょう。 家族が困ることのないよう事前に話し合うことが大切です。
献体を希望する場合には、献体篤志家団体や医科・歯科大学へ申し込みましょう。 申込書をすると献体登録証が発行され、献体登録証には、大学名や連絡先などが記載されておりますので、大切に保管しましょう。
献体は、誰でも出来る出来るわけではなく、条件によっては出来ない場合もあります。 病気や障害のある方など、条件については、大学によっても異なりますので確認してみましょう。 また、社会貢献の為にと献体を選んだとしても、結果的に家族が混乱しては何の意味もありません。
事前に、家族としっかりと話し合い、正しい情報を共有することが大切です。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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