分骨(ぶ・ん・こ・つ)
- ■2020/02/27 分骨(ぶ・ん・こ・つ)
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分骨(ぶ・ん・こ・つ)
今回は、分骨について少しお話をしたいと思います。
分骨と聞いて分かる方は、実際にどの位いるのでしょうか???
まず分骨というは、文字通り、故人の遺骨を骨壺などにいくつかに分けることを言います。
通常であれば先祖代々のお墓など1ケ所決まったところに納骨をすればよいのですが、
故郷にある先祖代々のお墓が、遠くてなかなか行けない場合などに、
お墓参りの事を考えて, 今住んでいる地域など、近くにお墓を用意して納骨する場合や、
それ以外に、やむを得ない事情などがある場合には、分骨をすることを選ぶ方がいます。
まず、分骨をするにあたって気になることは、宗教上の解釈であったり、法律上何かしら違法になることがあるのか?ということではないでしょうか。
結論からまず先に言ってしまうと・・・・・
分骨をするということについては、全くもって何の問題も無いのです。
お骨に対しては、宗教上の考え方だけではなく、個人的な思いや考え方、更に、地域性などによっても異なってくると思います。
よって、どの考え方が正しい、正しくないなどはありません。
宗教上の解釈においても何か問題がある訳ではないですし、法律的にも分骨に関しての法律や、決まり事も特にある訳ではないのです。
分骨をした後の供養の仕方には、いろいろがあるのですが、先程お話をした様に、
故郷にある先祖代々のお墓が、遠くてなかなか行けない場合などに、
近くにお墓を用意して納骨する場合やパウダー状にした遺骨をアクセサリーなどに入れて身につけることや、自宅で小さい骨壺などに入れて供養するなどの方法や、
海や山などへ遺骨を撒いてしまう散骨など様々です。
今お話をした方法以外にもまだまだ供養の仕方は有ります。
分骨を希望する場合は、納骨をする前と、納骨をした後のどちらのタイミングでも選ぶことが出来ますが、
やはり、納骨をする前に分骨をする方がスムーズに分骨することが出来ると思いますし、よりスムーズなのは、収骨の際に、はじめから分骨をしておくことだと思います。
そもそも、一旦納骨をした後に、分骨をしたいという場合には、当然、一旦お墓に収めた骨壺をお墓から
取り出して、分ける訳ですから墓地所有者の了承や、分骨後に遺骨をどうするかによっては、分骨証明書や遺骨の納骨先の受入証明書などが必要になる場合もありますし、状況によっては、複雑な手続きが必要になることもあるかもしれませんので、
事前に確認をしておいた方がよいでしょう。
また、納骨の際に合祀をしている場合には、後になって、個別に遺骨を取り出そうと思ったとしても、個別には取り出すことが出来ませんので注意しましょう。
分骨をする場合には、宗教的にも、法律的にも特に問題は無いのですが、親族との間でトラブルになってしまうこともあります。
その原因は、親族との考え方の違いによるものです。
分骨をすること自体に決まり事がないので、故人や家族の自由に出来る部分はありますが、分骨をする際には親族との間で、考えなどが一致をしていなかったりすると、後々トラブルになりかねません。
分骨を少しでも希望する場合には、前もって親族に相談するなど、きちんと話し合いをして、理解をしてもらうことがとても大切なことです。
御静聴誠に有り難うございました。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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