お盆とお彼岸の違いとは 前編
- ■2020/03/10 お盆とお彼岸の違いとは 前編
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お盆とお彼岸の違いとは 前編
お盆・お彼岸共に、お墓参りをするなど、ご先祖様を供養する為の大切な行事の一つです。
それでは、お盆とお彼岸は、共に、ご先祖様を供養するという事になりますが、時期や呼び方が違うという事だけで
同じ様な目的で、同じ様な事をする行事なのでしょうか?
その答えは・・・ご存知の方も多いと思いますが、時期以外にも違いがあります。
というよりも、そもそも違う行事という事になります。
お盆とお彼岸の違いを知っていれば、きっと今までとは違う気持ちでお盆やお彼岸を迎えられ、ご先祖様を供養することが出来ると思います。
なので、今回は、お盆とお彼岸の違いについて少しわかりやすくお話していきたいと思います。
まずお盆には、ご先祖様達があの世からこの世に降りてくると言われています。
私達がお盆になると里帰りをするのと一緒で、ご先祖様達も同様に里帰りをするといったイメージでしょうか?
ですから、お盆というのは先祖代々に渡り、お家に集まり、一家団欒で過ごす時期と言っても良いのではないでしょうか。
お盆の時期は、地域でなどにより異なりますが、7月もしくは8月に分かれます。
ですが、どちらにしても13日から16日までの4日間がお盆の期間とされるのが一般的です。
お盆初日の13日には「迎え盆」と言われ、玄関先で”迎え火”を焚き、お墓参りをしてご先祖様をお迎えに行きます。
そしてご先祖様を家に招き、おもてなしをするのです。最終日である16日は「送り盆」と言われ、玄関先で”送り火”を焚きご先祖様が帰って行くのをお見送りします。
次にお彼岸ですが、春と秋2回あり、春のお彼岸は、春分の日を中日とした前後3日間の期間のことをいい
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とした前後3日間の期間のことをいいます。
春分の日・秋分の日共に太陽が真東から昇り、極楽浄土があるとされる真西に太陽が沈む為に
「あの世(彼岸)とこの世(此岸・しがん)が最も近づく日」とされ、「お彼岸」という風習が生まれたとされています。
よってお彼岸というのは、彼岸と此岸の境界まで会いに来てくれているご先祖様の所へ私達も、お墓参りをすることによって、そのご先祖様に会いに行くといったイメージでしょうか。
今回は、難しい話はせず、わかりやすい様にイメージでお話をしてみました。
ただ何となく、お墓参りをするだけだった方も、イメージが分かるだけで、お墓参りをする時の心構えが少し変わってくるのではないでしょうか?
少し長くなってしまったので、お供え物や飾りつけなどについてはまたの機会にしたいと思います。
ご静聴誠に有難うございました。
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