葬儀屋さんとの出会い。
- ■2020/03/14 葬儀屋さんとの出会い。
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こんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
葬儀屋さんって大変な仕事だね
大丈夫?ちゃんと寝てる?
どうしてやろうと思ったの?
などなど、葬儀をお手伝いした御家族様に
よく上記のような事を言われます。
仕事をしているという事を差し引いても、
葬儀屋だから大変、だとか 寝てない、辛い、とは思いません。
どの仕事でも大変だと思いますし
どの職業でも人が求める事なので
仕事として成り立っているのだと思っています。
今回は、 なぜ、葬儀の仕事を選んだのか という事を
お話したいと思います。
高校を出てから、とくに夢はなく
やりたいと思う仕事、やりがいを感じる仕事などはしていませんでした。
私が仕事を選ぶ面で重要にしていた事は、給料でした。
今振り返ってみても、葬儀の仕事などは頭の片隅にもありませんでした。
そんな時、大きな転機が訪れました。
20歳を過ぎ、大人の仲間入りを無事に果たせた頃、
私のおばあちゃんが亡くなりました。
私は母子家庭だった事もあり、
大のおじいちゃん、おばあちゃんっ子でした。
私は子供の頃、少しやんちゃだった為、
母はもちろん、祖父母にまで迷惑をかけていました。
まだまだですが、少し大人にもなり、
これからたくさん恩返しをしていこうと思った矢先の出来事だった為、
言葉にはできない心境でした。
私を含め、家族みんなが落ち込んでいる中、
悲しみを掬い上げ、献身にサポートをしてくれたのが、
葬儀屋さんでした。
初めて会った時は、部外者がわかったような事を と
突き放していましたが、何度か顔を合わせるうちに、
間違えているのは私と気がつきました。
お葬式自体が初めてだった私。
その葬儀屋さんがしてくれる事、全てに興味津々でした。
そして何より、葬儀の事はもちろんですが、
それ以外の 心のサポート までして下さっていました。
その心のサポートは、いうなれば葬儀の仕事としてとは違う事で、
それは当時の私にでもわかりました。
世の中には様々なサービス業が存在し、当たり前のように利用していましたが、
葬儀屋さんというのは、こんなにも素晴らしい事が出来るのかと
衝撃を受けました。
私の心は1つでした。
葬儀の仕事を始め、
昔あげたお葬儀でこんな事があって・・・
と、良いお葬式をあげられていない方が案外多いことに気づきました。
考えてみれば、葬儀屋さんと関わるのも人生に数回でしょう。
私は数少ない機会を、かけがえのない出会いにすることが出来ました。
このような出会いはどんどん増やしていかなくてはいけません。
葬儀の仕事をしている上で、
このような経験ができた事を強みに思っています。
今度は私が、あの葬儀屋さんのようになり、
御家族様に寄り添いたいと思っています。
そしていつか、あの葬儀屋さんに
今度は同業者(ライバル)として、お会い出来たらと思い、日々精進しています。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
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