遺影写真についてのお話①
- ■2020/04/02 遺影写真についてのお話①
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お葬式に参列した時に印象的なものの中の一つとして、思い当たるものと言えば・・・
祭壇の中央に飾ってある写真『遺影』ではないかと個人的には思うのですが・・・
皆さんはどうでしょうか???
笑顔の遺影を見れば、故人と楽しく過ごした時の思い出が蘇るでしょうし、お葬式は、故人との最後のお別れをする場所なので、出来るだけ参列者の方々に故人へ良い印象でいてもらいたいですし、
ずっと、お手元に残るものにもなります。
なので、遺影を選ぶのは、お葬式を執り行う上でポイントになってくることの一つと言ってよい程、大切な事なのです。
今回は、遺影写真を選ぶ時の注意点やポイントなどについて少しお話をしたいと思います。
①なるべく今の年齢に近い写真を選ぶようにしてみましょう。
故人の年齢になるべく近い写真を選ぶことにより、この年まで生きてこられた故人の歴史や思い出などを振り返るキッカケにもなりますし、その年齢まで生きてきた証にもなります。
また、極端な例ですが、高齢で亡くなっているのにも関わらず、遺影写真が若かりし頃の写真であったりしては、参列者の皆さんが見ても違和感があるでしょうし、
そもそも、誰だかわからないなんてことにもなり兼ねません。
ですが、必ずしも直前の写真を選ぶということではありません。
長い期間に渡り入院生活を送っていて、病気が長く続いていたような場合などには、直前の闘病中の時の写真を選ぶよりも、
例えば、少しでも病状が良い時に撮った写真や、病気になる前に撮った元気な時の写真などを選ぶ方がもちろん良いでしょう。
②故人らしい表情で、当然のことながらカメラ目線に近い写真を選ぶようにしてみましょう。
お葬式の際に、祭壇の中央に飾られている遺影は、参列者全員が目にしますし、故人の人柄であったり、生き様であったりを表している大事な写真になります。
昔は白黒の遺影写真で無表情のものが多かったですが、現在は、カラー写真ですし、笑顔の遺影写真であっても全く問題はありません。
遺影用の写真を選ぶ時には、表情が良い写真をまず何枚か選び出します。そして、その中からより良い写真を選ぶようにしていきましょう。
比較的笑顔であることの多い旅行先での記念写真や、記念日などに家族と一緒に写真屋さんで撮影した写真などの中から選ぶ方がとても多いです。
故人が好きなことをしている様子や、楽しいことをしている時の写真などは、とてもいい表情をしていることが多いですし、カメラ目線の写真や、カメラ目線に近い写真を選ぶということもとても大切なことです。
参列者が遺影を見た時に、故人と目を合わせていると思えるような写真であれば、故人とのお別れの時に、「最後に、話をすることが出来た。」という気持ちにもなるのではないでしょうか。
話が少し長くなってしまったので、今日のところはここまで。
続きは、また次回に。
今日もお付き合い頂き誠に有り難うございました。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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