■2020/04/16 繋がりの果てに。 お葬式　生前相談　希望

皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
 
多少寒い日もありますが、季節もだいぶ穏やかになりました。
 

今回は生前の事前相談のお話です。

心にゆとりをもって、まだまだ知られていない葬儀の事について
耳を傾けてはいかがでしょうか？
 
私もご家族と事前相談をする事が多々あるのですが、
その時の話を少しだけお話させていただきます。
 


その方は

自分自身の今後について

の相談をされたいと希望された方で
年齢は50代でした。
 

家族と相談する前にまずは
 
自分がしてもらいたい送り方を葬儀社の方にわかってもらいたい
 
と言うのです。
 
 
一般的な葬儀ではなく、自分が生きた証を形する事。
お墓などにも興味はなく、大好きな海に散骨をしてほしい事。
連れ合いの奥様や子供達がなんというかわからないが、
自分の意思をエンディングノートにしてあるらしく、
それを手伝ってもらいたいのと事でした。
 

この相談を受けた時期はまだまだ一般的な仏式が主流でありました。
 

しかし、ご家族のご要望に応えるのが私達、葬儀社です。
 
男性の意見は充分わかりましたが、
残された方々にきちんと伝えていなくては私も手伝い出来なくなってしまうので、
近いうちにご家族でお越し下さいとお願いしました。
 
後日ご一緒に来店され、奥様も子供達も意見を聞き入れてくれて、
希望するようなお別れの仕方を出来るようになりました。
 
 

しかし仕事柄、亡くなった方と対面する事が非常に多いですが、
生前かかわった方をお手伝いする事は非常にこたえます。
 
その男性とはその後何度も話をする機会がありました。
その男性と私は、次第に打ち解けていきました。
 


 
月日が流れたある日、正確には日にちまで覚えています。
寒い日の夜でした。
 
男性の奥様から電話があり、亡くなったと報告を受けました。
急いで病院に行き、故人となった男性と対面しましたが、
今までにない気持ちになりました。
 

今まで身内を亡くした事がなかったのですが、
きっとこのような気持ちになるのだろうと後になって思います。
 
 
しかしお手伝いをする私がくよくよしてられません。
不安なのはご家族の方です。
 

必死で男性が希望した

"自分らしい葬儀"

を行う為に、打ち合わせに打ち合わせを重ねて、
式は滞りなく終了しました。
 
遺族の方々には、

あなたに葬儀をお願いして本当に良かった

と、感謝の言葉を頂きました。
 

そして大切な人を亡くしてしまった気持ちというのを
身をもって実感しました。
それにより、少しですが
ご家族の方に寄り添えている気がしました。
 
 
今でもその男性の命日になると、男性を思い出します。
これからも見守ってくださいますように・・・
 
どうか安らかに・・・




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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟　
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