家紋 現在でもほとんどの家に存在する? PART①
- ■2020/05/28 家紋 現在でもほとんどの家に存在する? PART①
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現在でも日本のほとんどの家には、家紋は存在するとされています。
各家に祖代々に渡り伝わる家紋は、その家を表す紋章であり、
その家とご先祖様を結ぶ証と言ってもよいのでしょう。
しかしながら、現在においては、昔と比べると自分の家の家紋を目にしたり、意識する機会がかなり減少しており、自分の家の家紋が
どんな紋章なのかを全く知らないという方が増加しています。
場合によっては、家紋ってなに???と思われる方もいるのかもしれません。
家紋ときくと・・・(失礼を承知で・・・)
ご年配の方だと、お着物・羽織袴・風呂敷等を
想像される方が多いのではないでしょうか。
一般的には、お墓参りの際に、お墓に彫ってあるモノという認識の方が
多いのではないでしょうか?
若い方ですと、マンガ・テレビ・ゲームなどで
有名な戦国武将の家紋を目にしたことによって家紋というモノを
知った方もいらっしゃると思います。
昔から伝わる家紋について調べることにより、先祖についてや、
その家のルーツに関わるヒントを得られるかもしれません。
とてもロマンに満ち溢れ、古くから各家々で大切にされてきた家紋について、少し歴史をひも解き、“家紋とは何か”をお話をしていきましょう。
家紋は、日本固有の紋章なのですが、
昔から現代に受け継がれてきている、とても伝統ある文化と言ってよいでしょう。
家紋は、ほとんどの家にあると言われていますが、
家紋を持っていない家も実はあります。
法律などの決まり事によって定められている訳ではないですし、
家紋がないからといって何か困るということもありません。
ですので、家紋が欲しい場合には、今から新たに家紋を作って、
子孫に継承していくことも出来てしまいます。
必ず家紋が必要という訳ではないのですが、家紋あることで
ご先祖様から子孫まで繋がりを感じられるかもしれません。
では、家紋はいつ頃から人々の暮らしに根づき、
欠かせないモノになったのでしょうか?
その始まりは、公家と武家によって異なりますが、
公家は平安時代の後期頃、主に輿車や牛車に用いられ
武家は平安時代の末期頃、幕や旗、武器などの道具に用いられる様になったそうです。
そして、源平の対立が激化し、戦場での敵・味方の区別をつけるという理由や、
戦局をわかりやすくするという理由で用いられたのが始まりともいわれており、
白旗と赤旗を目印にしたことは有名な話です。
その他にも、自分の手柄を証明したり、
名を残す目的で幕や旗に描かれたものもあります。
ですが、平安時代に家紋を持っていた武家は少なくなく、
ほとんどの武家は鎌倉時代になってから家紋を持つようになったといわれています。
武家社会の中で家紋が定着したのは鎌倉時代の中期頃といわれ、
戦局を把握するだけではなく、その後の論功行賞を行う際には、
家紋はとても大きな意味を持っていたそうです。
家紋には、制限や決まり事などが特にない為、
自由に定めていいモノとされていました。
しかし、だからといって他の武家と区別がつかなければ何の意味もありません。
家紋に実用的な意味や目的があったこの時代には、
暗黙のルールとして、他の武家と被らないモノや似ていないモノが選ばれるという傾向にあったようです。
その後、家紋はどの様な意味や目的、役割に変わっていったのでしょうか・・・
その辺りについては、またの機会にお話をしたいと思います。
御静聴誠に有り難うございました。
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