お焼香のあれこれ 宗派ごとのお焼香のやり方
- ■2020/06/19 お焼香のあれこれ 宗派ごとのお焼香のやり方
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皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
前回は、お焼香の誕生秘話や意味の一説を紹介しました。
今回は、実際にお葬式に会葬した際の、やり方を紹介していきます。
理解した上で会葬すると、より気持ちも届くと思います。
まず大まかな流れとしては、お焼香は焼香台が設置されているので、1つの台に1人で順番に行います。
順番は、葬儀スタッフが案内をしていると思うので指示に従って下さい。
焼香台には、抹香と香炉が用意されています。
向かって右側に抹香、左側に香炉となっています。
まず抹香を右手の親指、人差し指、中指の3本で掴みます。
それを額まであげる事を"押しいただく"と言います。
その後に、抹香を香炉に落とします。
これを"くべる"と言います。
その後にお手合わせ、合掌をし、お辞儀をします。
その後は、葬儀スタッフの指示に従い戻ります。
大まかにはこの流れになりますが、お焼香の時の"押しいただく"回数、"くべる"回数の作法は、宗派により異なります。
お葬式では、故人様の宗派ではなく、自分自身の宗派の作法に従います。
回数は1〜3回に分けられています。
1回の場合
仏教では死を、一に帰ると言われています。
1回の宗派はこれを表しているとされます。
2回の場合
主香、従香という、1回目に祈念し、2回目で薫香を絶やさないようにという事を表しているとされます。
3回の場合場合
仏教では3という数字は、様々な事を表しています。
三業、三毒から清める、三宝に香を捧げるという事を表しているとされます。
代表的な宗派を見ていきましょう。
・真言宗
焼香は3回行い、1回目は押しいただきます。2回目、3回目はどちらでもかまいません。
線香は3本立てます。
・曹洞宗
焼香は2回行い、1回目だけ押しいただきます。
線香は1本立てます。
・天台宗
焼香は1回〜3回行い、押しいただくのも特に決まりは無いようです。
線香は3本立てます。
・浄土宗
焼香は1回〜3回行い、押しいただくのも特に決まりは無いようです。
線香は1本立てる、または寝かせます。
・浄土真宗本願寺派
焼香は1回行い、押しいただきません。
線香は2〜3本寝かせます。
・浄土真宗大谷派
焼香は2回行い、押しいただきません。
線香は2〜3本寝かせます。
・日蓮宗
焼香は1回行い、押しいただく決まりは無いようです。
線香は1本、または3本立てます。
・臨済宗
焼香は1回〜3回行い、押しいただくのも決まりは無いようにです。
ただし、会葬者の多い式では、時間の都合上、お気持ちの1回の焼香でお願いする場合もあります。
上記で紹介した宗派ごとの作法も、地域の習わしや、御住職にもより様々ですので、参考程度に覚えて下さい。
今回は、一般的に言われている、宗派ごとのお焼香のやり方を紹介しました。
次回はより詳しく紹介出来たらと思います。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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