生前葬について考える。なぜ生きている間に葬儀を行うの?
- ■2020/07/04 生前葬について考える。なぜ生きている間に葬儀を行うの?
-
皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
前回は"死"と向き合う事についてお話しました。
今回は"生前葬"についてのお話です。
前回のように、終活に関連があります。
よろしくお願い致します。
まず生前葬とは、文字の通り、自分自身が生きている間に葬儀を行う事を指します。
亡くなってもいないのに、葬儀をあげてしまう?と、初めての方はびっくりすると思います。
私もその1人です。
私も、実際に生前葬をお手伝いした事はありません。
生前葬を行う理由としては、
・残される家族に費用面の負担が掛からないようにしたい。
・少子高齢化社会、そもそも子供がいないので亡くなった後の事が不安。
・自分自身が生きているので、好きなように式があげられるから。
などがあるそうです。
生前葬は、一般的な、仏式のお葬式ではなく、無宗教のお別れ会のような形式で行われる事が多いようです。
自分自身の半生を綴った自分史製作であったり、ビデオメッセージを式中に流したりする事で、自分自身のこれまでの生きた証を遺族や周りの友人に示し、
受け継ぐ場の儀式。
生前葬は、単なるイベントではなく、1つの終活の一環なのだと思いました。
それに、生前葬の歴史は、思った以上にありました。
遡ると江戸時代にもなるそうです。
約200年前の随筆集というものに記録が残っています。
古くからあったのにも関わらず、初めて耳にする人が多いのは、やはり人が"死"と向き合う事をしてこなかったからだと感じます。
最近では、終活が活発になってきているので、生前葬を行う方々が、増えてくる可能性はあるのではないかと思います。
ただ、問題点もあります。
葬儀は済ませてあっても、亡くなった後の火葬や搬送は必ず必要なので、遺族に全て負担を掛けないわけではありません。
仮に、菩提寺などがいた場合は、亡くなった後で再度、宗教的な葬儀を行う必要があるので、2度行う事にもなります。
高齢の方が、葬儀に対して歴史や伝統を大切にしているので、浸透されていない事をするのは難しいと思います。
自分も、そして周りの方も死としっかり向き合っている事にもなりますし、何とか行えたとしても、皆さまを集める事も苦労がありそうです。
ですので、現在で生前葬を行う方は、有名人の方々が主体になってくるのではないでしょうか。
まだ浸透はしていませんが、時代は変わっていっています。
近いうちに、生前葬が今の家族葬のように浸透している可能性もあります。
私も、生前葬のお手伝いが出来るように勉強しておきたいと思います。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
新着一覧
- ■2021/12/12 生活保護の方のために 葬祭扶助のお葬式
- ■2021/12/10 長かった自粛期間、もう戻りたくありません
- ■2021/12/08 葬儀社スタッフの恋愛観。
- ■2021/12/06 公営斎場とは? 葬儀の相談は葬儀社まで
- ■2021/12/04 葬儀社として働くという事。