お坊さんがつけてくれる戒名ってなんですか~付け方・お布施~
- ■2020/07/12 お坊さんがつけてくれる戒名ってなんですか~付け方・お布施~
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皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
今回は、戒名についてお話をしていきたいと思います。
現代の日本では、8割を超える割合で仏式での葬儀を執り行っています。
ですので、皆さまが葬儀を行う時も、戒名を聞いたことがあるかと思います。
では、戒名はどのようなものなのでしょうか?
ウィキペディアによると、戒名は、仏教において、受戒した者に与えられる名前である。
仏門に入った証、戒律のしるしとして与えられる。とあります。
わかりやすくすると、仏様の弟子になった時の名前という事になります。
仏教も数多くの宗派が存在します。
よく耳にする宗派で紹介すると
天台宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗
浄土宗・浄土真宗・日蓮宗
この中で、浄土真宗・日蓮宗以外の宗派は戒名と呼ばれますが、
浄土真宗の場合は、法名。
日蓮宗の場合は、法号と呼ばれる事が多いです。
これは、2つの宗派が、戒律、戒めの概念がそもそもないので、戒名ではなく、それぞれの呼び方をしているとされています。
昔の人は、生前に出家をし、戒名を授かって亡くなった後も幸せになりたいと思っていたとされています。
ですが現代では、亡くなった後に戒名を授かるのが当たり前になってきています。
現代の考えでは、生前に名前が変わってしまうのは想像つきませんよね。
ですが、お寺のお坊さん達は戒名を持っています。
これは、現代ではあまり関心が薄くなってきてしまっている事からの変化なのではと考えます。
戒名を授かる、葬儀でお経をあげてもらう際に、お坊さんにはお布施としてお金を包みます。
お坊さんによって金額が様々で、相場を伝えるのが非常に難しいです。
なぜなのかというと、お布施とは本来、家族がお坊さんにお気持ちの分だけ包んでいたからだと思います。
昔は、お寺への貢献度や、社会的地位によりお坊さんが戒名のランクを考え、授けてくれました。
ですが、現代では関心がない方が増え、葬儀の時だけお坊さんに頼む方が多くなっています。
葬儀社からのお坊さんの紹介も一般的になってきています。
自分のお寺(菩提寺)がない方が多くいるので、お坊さんも判断ができません。
ですので、生前にお寺への貢献などができない分、金額を多く包めば、ランクを自ら決められるような形になったのではないかと思います。
言い方は悪いですが、戒名という商品をどのくらいで購入するかという事になってしまっています。
お坊さんを紹介される際に、お布施の金額が決まっている方が、家族もわかりやすく、利用する事も、しやすい気がします。
日本では、仏教の他にも様々な宗教があり、それぞれ信仰される形で、葬儀をあげています。
1番残念な事は、どの宗教でも何となくやってしまう事だと思います。
形は少し変化していても、ここまで長年、受け継がれている歴史が必ずあります。
どの宗教での葬儀にしても、少しでも理解した上で、取り行っていただきたいです。
なぜこんな事をしているのか、理解をするとしている事に意味が自然と出ます。
それにより、人の味が出ると思っています。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
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