■2020/07/26 高齢化社会の現代！！遺骨を郵送することは合法？違法？

高齢化が進む現代において、残される家族も同様に高齢化が進んでおります。

体が不自由であることや、遠方にお墓があるなどの事情により、自分では遺骨を運べないという高齢者が増えています。

遺骨は高齢者にとっては意外と重たく、改葬をする際などには複数の遺骨を運ばないといけません。

高齢者であれば、車の運転も容易ではありませんし、電車で運ぶのはとても大変です。

そこで、遺骨を郵送するのは、自分で運ぶことができない人にとっては便利な方法の一つかもしれません。
 
最近では、業者に依頼をして遺骨を郵送してしまうことを「送骨」といい、徐々にではありますが広まりつつあるようです。

実際には、永代供養をすることなどをセットにすることによって送骨を受け付け、納骨までしてしまう寺院も増えています。
 
そもそも、遺骨を郵送することは合法なの？違法なの？
「遺骨の郵送はNG」と業者から言われてしまった方もいるのかもしれません。

「遺骨を郵送するなんて違法ではないのか」という人もいるのではないでしょうか？

ですが、遺骨を国内で郵送するということは合法です。
 
ほぼ全ての宅配業者では、遺骨を郵送することを禁止しています。

ですが、もちろん全ての宅配業者が禁止しているというわけではありません。
 
遺骨を郵送することができる宅配業者はどこ？

現在唯一、遺骨を郵送することが出来る宅配業者は、日本郵便のゆうパックのみです。


佐川急便やヤマト運輸など大手の宅配業者など業者は沢山ありますが、遺骨を郵送することは出来ないのです。

日本郵便のゆうパックでのみ遺骨の郵送が可能なわけですが、損害賠償の対象外になっておりますので、その点には注意が必要です。

もしも、不慮の事故などで遺骨の紛失や汚損などがあったとしても損害を償うことはできませんし、お手元に戻って来ない可能性すらあります。
 
ゆうパックで遺骨を郵送するときの料金は？

遺骨を郵送するのに掛かる費用は、通常のゆうパックの料金と同じになります。

ですので、荷物の大きさや重さ送り先などによって異なります。
 
遺骨を送る際には、依頼主や届け先などは普通に記入し、品名の欄には、「割れ物」と記入をしても郵送することは出来ますが,

「遺骨」と記入した方がもしかしたら、より丁寧に扱ってくれるかもしれません。
 

最近増えてきているとは言っても、まだ「送骨」というのは一般的とは言えないでしょう。

ですが、今後も更に高齢者が増加することによって、送骨の需要も増えていくことになるでしょう。

本日も、ご静聴誠に有難うございました。



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