これで安心♪お焼香の手順、違い、疑問解決!
- ■2020/07/27 これで安心♪お焼香の手順、違い、疑問解決!
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さいたまそうぎ社連盟
葬祭部担当スタッフです。
今回は、「焼香の作法」のお話をしたいと思います。
そもそも作法とは??
時は遡り、江戸時代から「作法」という言葉があります。
もちろん、今の現代社会にも引き継がれていて、
その一部として「礼儀」や「挨拶」があります。
江戸時代の武士は礼儀作法にとても厳しかった!?
武家社会では、新しい同僚の家を訪ねた時や、馬に乗っていて誰かとすれ違った時などで、
状況に応じて挨拶を変えなければいけなかったそうです。
現代社会でも同じ様に、目上の先輩や同僚などその状況によって
挨拶が変わることは同じといえます。
ごく稀に、人とコミュニケーションが取れなかったり意思疏通が取れなかったりと
現代に生きる人の方が、問題が多いのかもしれません。
葬送の儀、葬儀にも死者に対して礼儀作法という儀礼があり、
それは僧侶の考え方や宗派によって異なってきます。
仏式の作法の一つが「焼香」です。
焼香は、心と体の穢れを取り除き、清浄な心で仏に手を合わせる為のものです。
仏式の作法「焼香」についてやり方が分からない、自分の番になるとドキドキしてしまうなど、
参列した場合でも恥ずかしくない焼香の仕方を説明致します。
「焼香」と「線香」の違い
通夜並びに葬儀告別式では抹香と線香があり
皆様が焼香でイメージするのは抹香だと思います。
本来、線香でのお参りでも抹香のお参りでも「焼香」といい
どちらも同じ意味合いです。
抹香と線香の違いは、細かい木片を香炉の上にパラパラと落とすのが抹香で、
その材料を棒状にしたものが線香です。
焼香の作法は3つに分類され、
立つ
座る
回す
に分かれます。
葬儀式場で行う場合は、基本的には立礼焼香で
自宅やお寺などの畳上で行う場合は座礼焼香になります。
また、狭い空間で行う時は回し香炉で行います。
焼香の回数は宗派事に分かれており、それぞれの回数を解りやすく説明致します。
宗派による回数の違い
真言宗・・・3回
天台宗・・・特に決まりがない
臨済宗・・・一回
曹洞宗・・・一回目は押しいただき、二回目はそのまま落とす
浄土宗・・・回数に決まりは無いが一回~三回
浄土真宗・・・西、東によって違うが一回~三回、額には近づけない
日蓮宗・・・一回~三回
宗派ごとに回数や押しいただくタイミングが変わりますが、
あくまでも一般的な回数になります。
参列人数が多い時や僧侶のお勤め時間が短いなど
様々な理由で気持ちを込め一回での焼香で行う事もありますから、
先程の回数はあくまでも目安に過ぎません。
仏式の焼香で正しい作法はないものの、一般的なやり方が存在します。
「焼香」の一般的な流れ
立焼香ではスタッフの案内に従い喪主、親族、参列者の順番で行います。
順番が回ってきたら遺族に一礼し、前へ進み御霊前に向かい一礼、その後抹香の前へ行きます。
抹香を掴み、頭を軽く下げた状態で抹香を額の高さに持っていき
香炉へと落とします。
終わりましたら祭壇に向かい一礼し、一歩下がった所で遺族に一礼、
その後席に戻ります。
※席に戻らず、そのままお清めの席へと案内されることもあるので
スタッフの指示に従うと良いでしょう。
ここでお話しした作法の他にも様々な作法があるので
ご自分の身の周りの作法を会得した方が望ましいと思います。
さいたまそうぎ社連盟葬祭部スタッフでした。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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