葬儀の少し気になるお話
- ■2020/08/10 葬儀の少し気になるお話
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お葬式に皆さんが行かれた際に、場面ごとに何をすれば良いのかわかりますか?
ほとんどの方が周囲の方に合わせて行うと思います。
こちらではお葬式の場で皆さんが迷われることの多い部分を説明します。
食事の席でのお酒
葬儀の席での食事でお酒が出されることが多いと思います。
徒歩や電車で来られている方であれば、それほどお気にならないかと思います。
しかし、車で来られた方はそうではないと思います。
飲酒運転にも厳しい世の中、お酒を飲んで運転はいけませんが、かといって葬儀の場でお酒を断っても問題ないのかと、悩む方もいらっしゃいます。
結論から申し上げるとお酒を飲まなくても失礼にはなりません。
お通夜の際のお食事である通夜振る舞いとは弔問に来ていただいた方々にお礼と故人を労い、供養のために行うものです。
あくまでも食事が目的ではなく、故人を偲ぶために設けられた場であることを認識しましょう。
振る舞われるお酒も穢れを祓うという意味がありますが、無理に飲む必要はありません。
告別式の日の食事である精進落としや法事の場でも無理に飲む必要はありません。
精進落としの場では献杯という儀式があります。
献杯とは、相手に対し敬意を表し杯を献げることです。
昔はお清めのお酒を杯に入れて代表の方の献杯という唱和の後、一杯飲んでからお食事をされるのが精進落としの流れでした。
しかし、通夜振る舞いも告別式の後の精進落としも飲むものがお酒でなくても大丈夫です。
現代では、食事の席にお茶やソフトドリンクを用意しています。
献杯の際もお酒ではなく、お好きな飲み物をグラスに用意していただくようにご案内していることが多いです。
お葬式の食事の席はお酒を飲むことが目的ではありません。
苦手な方やお車を運転される方はお酒をお断りして問題ありません。
お棺の釘打ち
ご自宅やご安置所で故人を納棺する際、ご遺族にはお棺に納めたいものをご用意していただきます。
この時に納めてあげたいものを忘れてしまい慌てる方のなかには納棺後、お棺に釘打ちをして開けられないようにしてしまうと思われる方がいます。
では、そもそも釘打ちとはどういったものかご説明します。
釘打ちとは棺の蓋を釘で打ち、故人とのお別れを受け入れるための儀式です。
昔は多くの地域で行われていましたが、現在ではほとんど行われていません。
一部行っている地域もありますが、釘打ちをせず、蓋を閉じるのみにして出棺されるのが多いです。
故人に持たせてあげたいものがある方は告別式の日までにご用意すれば大丈夫です。
今回ご紹介したのは一部ですが、皆さんのなかには周りの方には聞きづらくてどうすればいいのかわからない疑問を抱えている方がいるかと思います。
さいたまそうぎ社連盟はどんな質問でもお答えします。
葬儀のことでちょっと気になること、何でもかまいません。
いつでもお受けしております。
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