合掌をすることに何か意味があるの?
- ■2020/09/22 合掌をすることに何か意味があるの?
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合掌をすることに何か意味があるの?
仏教形式の葬儀に参列をすると、何気なくしている合掌。
合掌とは、両手を合わせ、お祈りなどをする行為のことを言いますが、日本では昔から挨拶や感謝を表現する際に行われている仕草になります。
ですが、合掌をする際の動作には、どんな意味があるのかを理解して合掌をされている方は少ないのではないでしょうか。
合掌には、宗派などにより、意味や作法が少し異なる部分がありますが、今回は合掌の基本的なお話をしていきたいと思います。
はじめに合掌とは・・・
古来インドから伝わったとされる仏教作法の1つで、両手の手のひらを胸の前辺りで合わせて祈る仕草のことを言います。
アジア諸国において日常生活の中でも合掌するようになったのは、仏教の教えが伝わったということも理由の1つではないでしょうか。
仏教では、右手が、仏の世界や清らかなものなどを表し、左手が、命ある者や不浄なものなどを表すとされており
この2つの世界を合わせることにより、仏と一体となり、静寂を祈ると共に、仏を敬うと共に、成仏を願うという気持ちを表現し
また、調和・礼節・敬虔などの意味も含み、日本の伝統や文化を表していることもあり習慣化されてきました。
日本では、日常生活と葬儀で合掌をする場面があります。
しかしながら、葬儀での合掌と日常生活での合掌では、それぞれに意味合いや目的が違ってまいります。
日常で行う合掌はというと、お辞儀をするように、私達、日本人にとっては生活習慣に根付いている行為であり、あまり深く考えずに合掌をしている方も多いのだと思います。
食事をする際の「いただきます」、謝罪をする際の「ごめんね」、感謝の気持ちを伝える際の「ありがとう」など・・・
特別意識をせずに合掌をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常の挨拶では、相手のことを敬い、物事などに感謝をするという意味合いで行われている行為なのです。
一方、葬儀で行う合掌はというと、仏教での儀式ということもあり宗教的な意味合いをもち、先程お話をした様に
右手が仏様、左手が俗世を表している為、両手を合わせることにより仏様と一体となり、自分自身の身を清めることにより故人のことを祈願することが出来るということなのです。
この様なことを知っているうえで葬儀などの際に合掌をすると、故人への向き合い方も変わってくるかもしれません。
故人に対しての感謝を表現し、お別れをする挨拶として行う行為が葬儀の際の合掌ということなのです。
皆さんいかがだったでしょうか?参考になりましたでしょうか?
本日は簡単ではありますが、合掌についてのお話をしてまいりました。
普段、何気なく行っていた合掌も意味を知ることによって今までとは違った気持ちで行えるかもしれません。 合掌
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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