必ず行なう、お骨上げを知っておきたい:さいたまそうぎ社連盟
- ■2020/10/06 必ず行なう、お骨上げを知っておきたい:さいたまそうぎ社連盟
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必ず行なう、お骨上げを知っておきたい。
皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
本日は、お骨上げについての紹介です。
耳にした事がある方が多いと思いますが、意外と知られていない事もありますので、紹介していきます。
お骨上げとは、日本の葬儀において、故人様を火葬したあとに行なう儀式の1つです。
お骨拾いや、収骨も同じ事を指します。
火葬をすると骨だけが残ります。
これを骨壺に納める儀式です。
火葬場まで参加された事のある方であれば1度は体験した事があるでしょう。
ではなぜお骨上げが行なわれるのか、どのような歴史があるのか、紹介します。
日本ではかつては土葬が行なわれていました。
明治時代の初期以降で火葬が広まったそうです。
第二次世界大戦後、都市化により土葬を行なう為の土地不足が問題となって、火葬が本格的に普及を始めたそうです。
そして、火葬が最も一般的な埋葬方法となり、それによりお骨上げも儀式化したと考えられています。
日本以外でも火葬を行なっている国はありますが、お骨上げというのは日本特有のものだそうです。
火葬をして骨を綺麗に残すという日本の火葬技術は世界と比べても非常に高いのだと思います。
お骨上げは、火葬が終わり、故人様の残ったお骨を壺に納めますが、この時は関係の深い方から2人1組になり、箸と箸で挟み、壺に納めます。
亡くなった方が三途の川を渡る橋渡しとなるようにと意味が込められているそうです。
使用する箸は、地域によっても異なりますが、竹や木などの違う素材を使い、あえて異なる長さの物を使います。
これは、竹と木は互いに接ぎ木を馴染まないという故人様との別れを意味しているという説があります。
あとは、非日常な行動をとり、故人様が亡くなるという悲しみを繰り返さないという願いも込められているという説もあります。
お骨上げを行なう際、係りの方が説明をしてくれますが、基本的にはまずは足のお骨から拾います。
下半身から上半身へと上に上がっていくイメージでお骨が拾われます。
骨壺に納めるお骨や量は、地域によって大きく異なります。
東日本においては、基本的に故人様のお骨を骨壺に全て納めます。
しかし、西日本においては、喉仏等一部のお骨を納めるのが一般的です。
残ったお骨は、斎場が共同墓地に埋葬したり、簡易的な袋に入れてご家族へ渡されます。
ですので、東日本では、6寸〜7寸と大きめの壺。
西日本では、3寸〜5寸と比較的小さい壺が使用されます。
まだ、お骨上げが終わると火葬場を後にしますが、その際に"埋葬許可書"というお骨を埋葬するのに非常に大切な書類が出ます。
無くしてしまうと大変ですので、骨壺を入れる箱に一緒に入れて置くといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
お骨上げは、関係の近い方が亡くなった際、必ず行なう儀式ですので、少しでも理解をして臨んでいただければと思っています。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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