忘れられつつある風習 心づけとは必要なのか
- ■2020/12/09 忘れられつつある風習 心づけとは必要なのか
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心づけとは、葬儀の風習の一つとして、昔から伝わっているものですが、現在の葬儀では少なくなり、地方ではなくなっているところもあります。
しかし、今も風習が残っていても、よくわからないという方が多くいます。
今現在皆さんがお住まいの地域でこの風習があれば、どの場面で誰に用意が必要なのかを理解をしておく必要があります。
そもそも、心づけとは何でしょうか。
心づけとは、お葬式の時にお手伝いして頂いた方にお礼としてお渡しする謝礼金です。
小さなポチ袋にお入れしてご用意します。
では、お渡しが必要な方とはどなたになるでしょうか。
まず、お葬式の際にお手伝いしていただいた方にご用意が必要です。
代表例として葬儀の受付をしてくれた方です。
受付には、近所の方や自治会の方、職場の方が入っていただくことが多いと思います。
葬儀の規模によってお手伝い頂く方の人数は変わると思いますが、お一人様に一つ用意をします。
心づけの金額は三千円から五千円くらいとなります。
お渡しする金額は統一してお渡しをしましょう。
袋はポチ袋を用意してお札は三つ折りにして入れましょう。
封筒で用意してもよいですが、大きな金額ではないので、お札の大きさとピッタリくらいの封筒をご用意しましょう。
また、ご用意するお札は、新札を避けて古いお札をご用意される方もいますが、実際の葬儀ではそこまで気にかけなくても問題ありませんので、新札を使用していただいて構いません。
それでも気になる方は新札を縦と横に一度折り目を入れてから使用すればよいでしょう。
心づけをお渡しするタイミングですが、受付に入っていただく方は開式1時間から1時間半前の時間に集合していただきます。
集合してから受付を開始するまでの間に喪主様がご挨拶される際にお渡しするのがよいでしょう。
他にご用意が必要なのが、葬儀を行う式場のスタッフの方です。
ただし、使用する斎場が民間斎場と公営斎場で少し異なるところがあります。
公営斎場の場合は施設の方針で受け取らないことになっていることが多いので、事前に葬儀社に聞いておくとよいでしょう。
葬儀式場が民間施設の場合はご用意をお願いすることがありますので、用意する数、金額はお伝えしますので、ご用意をお願いします。
葬儀後にも必要なのが、お墓の管理の方です。
納骨の際に、お墓の管理されている方に一つ、ご用意をしておきましょう。
心づけは必要なものなのかという疑問を寄せられることが多いのですが、場面ごとで異なると説明をしています。
地域によっては心づけの風習がなくなりつつありますが、根強く風習が残っているところは用意するのが当たり前になっているので、用意をお願いすることもいます。
もともとは葬儀のお手伝いをしていただく方に葬儀で忙しい遺族がお礼をするのにあまり時間を取られない様にするため、心づけという形で、感謝の気持ちを伝えることと葬儀を円滑に進めるために広まった風習でした。
心づけを用意しなくても何らかの形で周りの方にお礼は必要です。
時間や手間を省く意味では心づけは便利な物です。
正しい葬儀の知識を理解して、後悔しない葬儀が出来るようにしましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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