塔婆はなぜ立てるの?葬儀屋さんに相談です。
- ■2021/02/12 塔婆はなぜ立てるの?葬儀屋さんに相談です。
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皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
今回は、塔婆のお話です。
お墓参りをした事がある方であれば、1度は見た事がある塔婆。
よく見かけるのが、お墓の後ろに立て掛けてある塔婆ではないでしょうか?
では、なぜ塔婆を作り、立て掛けているのでしょうか?
意味を詳しく知っている方はあまりいないのではないでしょうか?
今回は、そんな塔婆の意味などをお話していきます。
塔婆(とば・とうば)とは、本来は卒塔婆(そとば)と呼ばれます。
仏教はもともとインドで発祥した為、サンスクリット語で仏塔を意味する"ストゥーパ"という言葉が、語源です。
日本の仏教は伝わるのに、中国を経由しています。
ですので、中国語の漢字にストゥーパを当てはめると卒塔婆になったそうです。
卒塔婆を略して塔婆と呼ぶのが今では一般的です。
仏塔とは、釈迦の遺骨を納めた塔の事です。
これが五重塔の起源だと言われています。
その五重塔をもとに、作られたのが五輪塔。
この五輪塔が卒塔婆の起源と言われています。
五輪塔は、宇宙を構成する五大。
(空・風・火・水・地)
を表しています。
仏教の教えで、この五大が人間を生かしていると考えられているからだそうです。
また、五輪塔は、別の名を供養塔と呼びます。
ですので、塔婆を立てるのは、供養する意味を持っているのです。
塔婆の種類として、ここでは5種類を紹介します。
1つ目、板塔婆。
厚さが1センチ、長さが60センチ〜180センチほどの塔婆です。
お墓の後ろに立っているのもこの塔婆です。
塔婆と聞いて、まず思い浮かべる塔婆だと思います。
2つ目、角塔婆。
厚さが10センチ、長さが120センチ〜200センチほどで、四角い柱状の塔婆です。
お墓の墓石が完成するまでの、墓標として使われる事もあるようです。
3つ目、経木塔婆。
板塔婆よりも薄く、小型の塔婆です。
川に流して使う事から水塔婆とも呼ばれます。
お彼岸、お施餓鬼法要などで用いられる事が多い塔婆です。
4つ目、七本塔婆。
長さが30センチ〜40センチほどの小型な塔婆です。
初七日法要から四十九日法要までの間用いられる塔婆です。
5つ目、梢付き塔婆。
三十三回忌や五十回忌などの弔い上げで使用する塔婆で、枝葉のついた生木をそのまま使用する事から
生木塔婆とも呼ばれています。
塔婆に関しては、お寺の住職や、葬儀社が用意をしてくれます。
地域やそのお寺で使用する物や、タイミングは異なります。
事前に確認をしておくといいでしょう。
塔婆は、先祖・故人への供養の一環です。
皆さんが意味を理解をし、心から弔い、立ててあげる事が大切な事だと思います。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
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