家族にお話ししておくべき葬儀のこと
- ■2021/02/16 家族にお話ししておくべき葬儀のこと
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万が一自分が亡くなった際、どのようにするかを家族に伝えていますか?
近年、一般のご家庭の方も遺言書を残したり
終活と呼ばれる形で、葬儀のことや自身の死後のことについてお子さんに伝えておく方が増えています。
しかし、日本人の考え方で生きている間に葬儀のこと、死後のことの話をするのは不謹慎であると捉えて、生前何もお話しをしない方がいます。
そのため、家族が突然亡くなられた際に、葬儀のことやお家のことで
トラブルになってしまう方がいます。
葬儀のこと、お墓のことは親御さんからお子さんへと伝えられるのが
昔からの習わしでした。
その習わしも段々と減って、何も教えられることもなく、代が変わってゆきます。
”不謹慎”という言葉で終わらせるのではなく、家族全体でお話をしておくべきことをご案内してまいります。
最初にみなさんが気になるのが、葬儀のことだと思います。
葬儀の形式や内容などを思案されると思いますが、そちらよりも先に目を向けていただきたいのが、
宗教のことです。
葬儀のご相談をされる方で、ご自身の家の宗教のことを把握されていない方が大変多くいらっしゃいます。
私たちがお手伝いすることが多いのが、仏教の方になりますが、
お家の菩提寺がある方で、住職に連絡を取る際、ほとんどの方が
何を話せばよいのかわからない、
という方や、
そもそも一度も話をしたことがないという方が多いです。
最終的には、私たち葬儀社がお電話を替わりお話を進めておくことが多いのですが、
ご住職によっては、それを好ましく思われない方もいます。
やはり、皆さんご自身できちんとお話が出来なければなりません。
そのためには、法事やお墓参りをされた際にはご住職にあいさつやお話をするなど、
コミュニケーションを取っておくことが大切です。
また、親御さんからお子さんをご紹介して、お付き合いの仕方やお墓のことについて
引き継ぎをしておくことも大事なことです。
ご住職にお話しをする機会を設けたら、葬儀の際にはどうすればよいかを
直接聞いてみるのも良いでしょう。
近年、一日葬や火葬式で済ませたいという方も増えていますが、
菩提寺がある方は事前にご住職にお許しを得る必要があります。
一日葬、火葬式を行うと決めたうえでご住職にお願いされる方もいますが、
それは大変失礼なことです。
希望する葬儀の形がある方は、ご住職とお話をしておきましょう。
家族が亡くなられて、葬儀のお話となった際、早急にお電話でご住職とお話をする必要があります。
最優先でご住職とお話しをすることは以下の通りです。
・ 自身がどこの家のものであるかを名乗り、誰が亡くなったかを伝える。
・ 葬儀の相談をしている旨を伝えてご住職の都合を聞く。
・ 日程が決まったら、後日改めて挨拶に伺うことを伝える。
ご住職のご都合を伺うところからは、私たち葬儀社とお電話と変わっていただいてもかまいません。
しかし、最初のご挨拶と、要件のご説明は皆さんご自身が出来るようにしておきましょう。
お電話でご連絡をしたら、菩提寺が近ければ、葬儀の前に一度ご挨拶に行くようにしましょう。
改めて伺った際に戒名のことや今後のことについてお話をしましょう。
コロナウイルスの感染流行とともに、葬儀の形も変わりました。
しかし、昔から変わらずに受け継がれているものもあります。
菩提寺、お墓などもその一つです。
不謹慎という言葉一つでお話をしないという選択をするのではなく、
皆さんの子、孫へと伝えていくのは、大切な義務といえます。
もしもの時のため、家族、親族皆さんでお話をしておきましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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