葬儀の知識 ドライアイスは必要な物??
- ■2021/02/24 葬儀の知識 ドライアイスは必要な物??
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ドライアイスは何をするために必要な物だと思われますか?
近年お葬式の形も変わり、一日葬や火葬式で済まされる方も増えていますが、葬儀の形式に関わらず、どのようなご葬儀でも必要とされるものの一つがドライアイスになります。
しかし、ドライアイスがなぜ必要なのか、どのくらい必要なのかわからない方は多くいらっしゃると思います。
こちらでは、ドライアイスについてのご説明を行います。
ドライアイスを使用する目的はご遺体の保護のために使うものです。
亡くなられてからなるべく早くお体全体に当てて冷やしてあげます。
ドライアイスを当てる位置は、一般的には鎖骨から胸周辺と腹部から下腹部に当ててあげます。
その後はお体の状態に合わせてドライアイスを当てる位置を変えて当ててあげます。
一日に当てるドライアイスの量は成人の方で約10キロとなります。
10キロを目安として、葬儀までの日数分ドライアイスは必要となります。
季節問わず、ドライアイスは毎日一回変えてあげます。
ここで皆さんが疑問に感じるのが、ご遺体を冷やすのにドライアイスでなければならないのか、という点です。
ご家庭にある普通の氷ではダメなのかと感じる方がいらっしゃいます。
では、ドライアイスとはどういったものなのでしょうか。
ドライアイスは一般的な氷とは違い、水を凍らせて作られたものではありません。
二酸化炭素(炭酸ガス)を凍らせて作られるのが、ドライアイスになります。
ドライアイスは-79℃の固体であり、溶けても液体にはならず、無味無臭の炭酸ガスに戻ります。
また、ドライアイスは空気よりも重いので下に流れていきます。
そのため、ご遺体に用いる際にはお体上部に当てて、気体が下に流れて全身を保護されるようにいたします。
お体に直接当てる際にはドライアイスを布等で包んでから当てるようにしております。
布などで包まずにドライアイス本体を直接あててしまうと、ご遺体が凍傷となりかえってお体の状態を悪くしてしまうことになります。
葬儀においてのドライアイスの処置は葬儀社のスタッフが基本的には行いますので、お任せするのが良いでしょう。
普通の氷では、お体に当てても一部分しか冷やせず、全身を保護することはできないと思います。
また、氷は固体から液体になるため、お体を汚してしまう恐れがあります。
さらに、水や湿気がお体にも良くないので、肌の状態が変化してしまう可能性があります。
大切なご家族をお葬式までの間、なるべく生前と変わらない姿でとどめるにはドライアイスは最低限必要な物です。
葬儀の際はドライアイスだけでなく、納棺・メイクを行い、なるべく早くお棺に寝かせてからドライアイスを当ててあげると冷気がより隅々まで包み込むので、効果はより高まります。
お葬式は慣れるものではなく、わからないことも多いと思います。
葬儀のお問い合わせは、いつでもさいたま葬儀社連盟にご連絡ください。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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