無宗教の方の葬儀について
- ■2021/04/16 無宗教の方の葬儀について
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葬儀の相談をする際に必ず確認するのが宗教についてです。
皆さんにお付き合いのある宗教者について伺いますが、近年増えているのが宗教との付き合いを一切持たない無宗教の方です。
無宗教の方の葬儀は大きく分けて二種類のどちらかになることが多いです。
一つは、過去の葬儀の時の宗教を調べて同じ宗教の形式で行う方法です。
祖父母や両親の葬儀と同じような形式で行う方もいます。
その際は同じ宗教・宗派の宗教者の方をご紹介致します。
二つ目は、宗教者の方を呼ばずに行う無宗教の葬儀です。
無宗教で行うこと自体には何も問題はありません。
しかし、無宗教で行う際には気を付けていただきたいことがいくつかあります。
まず、皆さんがどのような形式の葬儀を行いたいのかという点です。
無宗教で行うことが決まっただけでは、葬儀は出来ません。
無宗教で行う方の多くは無宗教で行うこと以外については具体的なお考えがない方が多いです。
無宗教で行う際に、宗教者は呼ばないが、親族や近所、お仕事の関係者の方を招いてお別れの会を開くという方法があります。
宗教儀式はなく、献花などを行い、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことが出来ます。
もう一つあるのが、火葬のみで行う直葬と呼ばれる形式の葬儀です。
宗教者は不要であり、出来るだけシンプルに行いたいという方が多く選ばれる形式になります。
無宗教で行う方、直葬で行う方の多くが勘違いされているのが、格安で出来るという点です。
葬儀全体にかかる費用を見ていくと大きく分けて四つになります。
葬儀に使用する祭壇、生花、諸経費などの葬祭費。
宗教者に支払うお布施等の費用。
火葬場などでの食事料。
そして式場、火葬場の使用料金が葬儀全体にかかる費用になります。
無宗教で行えば、宗教者に支払う費用、お寺で言うところのお布施は必要なくなります。
直葬であれば、最低限必要なものだけで葬儀費用を抑えることが出来ます。
あくまでも費用を抑えることが出来るというだけで、安くできるという認識は間違いです。
また、無宗教や直葬で行う際に、親族や近所の方にきちんとお知らせをしていない方が大変多いです。
人を呼ぶ予定がないからお知らせをしないというのは危険です。
特に近所の方に葬儀について伝わってしまった場合、当日突然来られてしまうことが多いです。
人を呼ばないから伝えないのではなく、きちんとお知らせをしたうえで葬儀にはご遠慮していただくことを伝えるのがマナーになります。
無宗教で行う際にも、同様のことが言えます。
特に親戚の方には無宗教であることを事前に伝えておくことが望ましいです。
地方の方や、自身はお寺など宗教のお付き合いがある方ですと、無宗教で葬儀をすることに抵抗感を持つ方もいます。
せっかくのお別れの場でなぜこの様な形で行うのかと疑問を抱き、皆さん全員が不快感を持ったまま葬儀が終わってしまいます。
どのような形式であれ、漠然とした考えではなく、具体的な考えを持つことが大切です。
無宗教であっても同じ葬儀です。
葬儀は故人様のことを第一に思い行いましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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