葬儀のお返し物はいつ渡すもの?
- ■2021/05/19 葬儀のお返し物はいつ渡すもの?
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ご家族にご不幸があった際、親戚や近所の方などがご用意されるものとして、お香典というものがあります。
近年はお香典を辞退される方もいますが、葬儀に参列される多くの方がご用意して来られます。喪主になられる方のほとんどが疑問に思われるのが、お香典を頂いた方に対しお返し物はいつお渡しすればよいのかという点です。
お香典のお礼としてお返し物をする際に、お渡しするタイミングは二つあります。
一つは、葬儀の当日です。
葬儀に参列された際にお香典を下さった方に、お帰りの時にお渡しする方法があります。葬儀当日にお返しするので、即返し、当日返しとも言います。
もう一つは、後日の法要の際にお渡しすることです。
仏教の方でしたら四十九日、神道の方は百日の法要の際にお渡しする方法です。直接お返しする場合は、法要の場にご用意されるか、もしくは法要後にお食事などをされる方はお食事の場にご用意するのが良いでしょう。
法要の場に来られない方にお渡しする場合は、郵送でお渡しする方法があります。この郵送で送るタイミングについても悩まれる方は多いです。四十九日、もしくは百日の法要は現代では行う日取りを前倒しにして行う方がほとんどです。そのため、実際の四十九日や百日ではなく、あくまで、実際に法要を行う日に合わせて送れば問題ありません。郵送の場合、法要の当日に相手方の自宅に届くように手配をしましょう。
お返し物をお渡しする際にもう一つ悩まれるのが、品物についてです。こちらは葬儀の場でお渡しするか、後日法要の場でお渡しするかで変わってきます。
葬儀の場でお渡しする場合、品物は一つに統一します。金額で申し上げれば、三千円から五千円くらいの品物をご用意されるのが良いでしょう。お香典に対しその場でお渡しするために、品物を一種類にして同じものをお返しできるようにしましょう。
後日の法要の際にお返しをする際には、相手に合わせて品物を選んで問題ありません。特に郵送する場合、一人一人に合わせて、品物を用意しましょう。
もし、品物を決められない場合、カタログギフトというものがあります。こちらは送る方があらかじめ、金額を支払い、相手方にカタログのみ郵送し、相手はカタログの中から品物を選ぶというシステムになります。こちらをご用意するのも一つの方法です。
昔から葬儀のお返し物というと、お茶、海苔、梅干しなどが言われますが、苦手な方もいるので、必ずこちらの品物でなければならないということはありません。現在では洋菓子や紅茶、コーヒーなどの品物も取り扱っています。どのような品物をお渡しするにしても、相手が受け取りやすく、お困りにならないものを選ばれるのが良いでしょう。
お返し物をお渡しする際には、品物だけでなく感謝の心も忘れないようにしましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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