雨の日の葬儀
- ■2021/06/18 雨の日の葬儀
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今年も梅雨の時期に入りました。
葬儀の日取りを決める際に天候を気にする方もいますが、予定と違い急な雷雨となってしまうこともあります。
特に葬儀に来られる方の中には、雨具について気になさる方もいます。
雨の日に多くの方が使用する道具が傘です。
一番気にされるのがビニール傘です。
葬儀の場に限らず、ビニール傘は周囲に安っぽい印象を与えてしまう、フォーマルシーンにはふさわしくないなど言われています。
使い捨てで壊れやすい印象もあるためか、葬儀の場ではマナー違反のように思われています。
しかし、雨具については特に決まったルール等はありません。
色や素材などを明確に禁止しているものはありません。
傘以外にもレインコートやレインブーツを着用しても問題ありません。
ただし、葬儀に弔問に来られるわけですから、雨具を無理に黒にする必要はありませんが、地味な色味や派手な柄のものは避けるようにしましょう。
ちなみにビニール傘についてですが、葬儀に向かう途中で雨が降った場合など、急遽用意をされる場合もあるので、実際の葬儀の現場で気にされる方はいません。
実は、葬儀の現場では雨具の色や種類などよりも、別のところを注意していただきたいのです。
例えば、傘についてです。
近年の葬儀はほとんど式場を使用しての葬儀ですので、式中に傘を使用することはないと思います。
傘は式場入口付近の傘立てに預ける方がほとんどかと思います。
皆さんに注意していただきたいのが、傘の取り違えです。
ビニール傘に限らず、同じような傘が並んでしまい、取り間違いや自分のがわからなくなってしまうことが現場では散見されます。
自分のものとわかるように目印を付けておきましょう。
もう一つ注意してもらいたいのが傘の置き忘れです。
式場に入るまでは雨が降っていても、式が終わり、お帰りになるころには雨が止んでいると、傘をそのままにしてお帰りになってしまう方がいます。
この傘の忘れ物というのが葬儀社としては困ってしまうことがあります。
傘を誰が忘れたのかを把握するのは不可能ですし、会葬者の方の忘れ物である場合でも、私たちでは連絡先がわからないことも多くあります。
また、公営斎場で葬儀を行い、傘の忘れ物があった場合、葬儀社である我々が回収する必要があるのです。
運良く誰が忘れたのかが分かり、後で取りに行くので斎場に預けてほしいという方もいますが、それは出来ないのです。
傘には自分のものとわかるように目印を付けておきましょう。
葬儀には皆さんが気になさるほど厳格な決まりはありません。
雨具も服装も華美な物ではなければどんなものでも問題ありません。
最後に雨の日の注意する点として、入口で水滴をよく落として入りましょう。
。
また、雨の日は床が濡れて滑りやすくなっています。
移動の際にも気を付けて移動しましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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