格安葬儀プランは本当に格安ですか
- ■2021/08/11 格安葬儀プランは本当に格安ですか
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ネットや広告で目にする格安葬儀プランの宣伝。
葬儀のことを調べたことがある方は見たことがあると思います。
私たちも他社の葬儀プランを見ることがありますが、実際のところはどうでしょうか。
葬儀の現場で必要な物、葬儀形式などそれほど変わらないはずなのに、価格には差があるのはなぜなのか。
その理由を皆さんには知っておく必要が有ります。
まず、葬儀にかかる費用はいくつかに分けられます。
祭壇や葬儀道具などの全体の諸経費を合わせた葬祭費。
宗教者の方に支払う費用。
お寺の住職で言えばお布施がこれにあたります。
火葬場などでの食事料。
式場及び火葬場の使用料金。
おおまかにではありますが、葬儀を行う際にはこれらを合わせた金額が葬儀にかかる費用と言えます。
では、格安と広告している葬儀社は何が違うのか。
実は格安と言うのは葬祭費のみを大きく出しているところがほとんどなのです。
葬祭費のみを数字として出し、他のところはあまり説明していないことが多いです。
もちろん、他の部分もある程度必要である旨を説明しネットの中の葬儀社のページを進めていけば、費用として出してくれる会社もありますが、多くのお客様は最初の数字だけを見て依頼して依頼してしまう方が多いのが現実のようです。
私たちも葬儀の相談の際に葬儀の見積もりに納得できず、他社の見積もりと比較する方がいますが、その多くが葬儀全体の費用としての見積もりではなく、合計で見れば、弊社とほとんど変わらないことが多いです。
葬儀にはなるべくお金をかけたくないと仰る方が多くなりましたが、葬儀にはどのくらいの費用がかかるのか、これはなぜ必要なのか、そういった部分を知らない方がほとんどです。
私たちが一番困ってしまうのが最初から葬儀社自体に敵対心を持たれる方です。
相談の前から「費用は○○万円まで。」と言われてから始める方もいますが、形式も希望も聞く前からそのようなことではまとまる話もまとまらないことになります。
まず、どういったものにどれくらいの費用がかかるのか、人数、場所など全てを聞いてからでなければ葬儀のお見積りは出せません。
そして、皆さんが勘違いしがちなのが、見積もりはあくまで想定です。
わずか数日で状況が変わり、予定と変更することもあります。
私たち葬儀社も葬儀の準備から実際の現場まで、お客様と打ち合わせをした通りに進めていきます。
その中で想定外のことが起きても問題ないようにしていますが、遺族が打ち合わせをしたお話とは違うことをされては対応できない場合もあります。
特に葬儀に参列される人数が予想よりも多いと対処が出来ません。
予算の都合上、人数に合わせた式場や待合室を抑えていなかったり、家族だけの予定で返礼品や料理を用意していないことがあります。
そしてその場で用意できないか仰る方もいますが、当日に突然言われても用意できないものがほとんどです。
なにより、地方の方等は料理、返礼品など用意してあるのが当たり前だと考える方が多いです。
そのため、当日に親族からお叱りを受ける遺族の方を見たこともあります。
葬儀費用に不安を持つ方はまず、事前相談をしておくことをお勧めします。
葬祭費だけでなく、葬儀全体の費用を見て考えましょう。
格安という言葉だけで選ぶのではなく実際の金額と中身を見て選びましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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