現代葬儀のマナー 携帯電話は便利ですが・・・
- ■2021/08/13 現代葬儀のマナー 携帯電話は便利ですが・・・
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現代葬儀のマナー 携帯電話は便利ですが・・・
昭和・平成・令和、時代の流れとともに新しい技術が生まれました。葬儀においても新しい技術を取り入れて便利になったことがいくつもあります。
しかし、技術が進歩しても人の感覚が追い付いていないことがあります。
特に、葬儀は新しい形式ができても昔ながらのやり方を取る地域があります。
現代の若い世代の皆さんが悪気なくされることが団塊の世代の皆さんからすると不快に感じてしまうことがあるかもしれません。葬儀に行かれた際に失礼がないようにするために、いくつかの注意点を申し上げます。
携帯電話について 昔と今の違いの一つが携帯電話の普及だと思います。中学生、高校生の年代で所持していると思います。
葬儀において携帯電話は開式前にマナーモード、もしくは音の出ない設定にしていただきますが、ここで申し上げたいのは、音のことではなくカメラ機能についてです。 携帯電話にカメラ機能が搭載されてとても便利になりました。
どこでも、手軽に撮影ができるようになり、撮影したデータもその場ですぐに見れて大変便利な機能で、皆さんも重宝していると思います。
葬儀場でも、写真を撮る方は多いです。飾らせていただいた祭壇、供花などを写真撮影して後で、思い出としてご覧になる方、葬儀の確認に使われる方といろんな方がいると思います。 注意していただきたいのが、まず場所です。
葬儀式場ではどこを撮影しても問題ありません。しかし、葬儀を行い火葬場に移動した際、火葬場は原則撮影禁止となっています。写真撮影をされる際には式場のみで行い、火葬場では撮影できませんので注意しましょう。
次に撮影するタイミングです。
開式までは自由に行って差し支えありません。ただし、お線香をあげたり拝顔をされている方もいますので、ご迷惑にならない様に行いましょう。 注意していただきたいのが、葬儀開式後です。宗教者が儀式を行っている間は撮影はしないようにしましょう。儀式中に撮影をされていると、不快に思われる方もいます。
当日来られない方のために撮影したいなどの特別な希望がある場合、宗教者の方にあらかじめ事情を説明して、許可をいただくようにしましょう。
その際、撮影についての指示があれば、指示を守るようにしましょう。 また、撮影する方も喪主、ご遺族以外の親戚の方にしていただくようにしましょう。
もう一つ注意していただきたいのが、故人様の撮影についてです。
葬儀が終わり、最後のお別れの際にお棺の蓋をあけて直接お別れしていただきますが、ここで写真を取られる方は注意が必要です。
撮影自体は構いませんが、故人の最後の姿を撮ることに抵抗がある方、不快に思われる方もいるようです。
故人のことを思い写真に納めたいというお気持ちからの行動であっても、それが良いのか、不謹慎ではないかと考えてしまう方もいるのが現実です。
葬儀社の立場で申し上げると、葬儀の場で写真を撮るのは、問題ありません。
上記で申し上げた通り、撮影する場所、時間、タイミング、そして周りの方への配慮を忘れなければ不謹慎ということもありません。
周りに気になさる方がいれば、一言お断りを入れてからするようにしましょう。
葬儀は儀式とお別れの時間がそれぞれ区切りをつけて行うので、儀式の時間は宗教式に則り、お別れの時間は皆さんの希望に合わせて行えばよいと思います。 何事も勝手にはせずに遺族、親族とお話をしてから行うようにしましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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