お釈迦様・仏陀(ブッダ)・釈尊(しゃくそん)って?
- ■2020/07/22 お釈迦様・仏陀(ブッダ)・釈尊(しゃくそん)って?
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寺院や仏教形式での葬儀が執り行われる機会が多い日本では、
仏教を身近に感じ、親しみを持つ方も比較的多いかもしれません。
ただ、自宅には仏壇があり、定期的にお墓参りにも行っていて、
葬儀にも参列したことがあるという方であっても
仏教の教えについては、あまり知らないということも珍しくありません。
そこで今回は、そんな身近にあるのにあまり知らない仏教・・・
その開祖であるお釈迦様についてのお話をして参りたいと思います。
皆さん・・・
「お釈迦様」
「仏陀」
「釈尊」
この人物の違いについてきちんと説明をすることができますか?
そうです!
勘の良い方ならもうお解かりだと思いますが
実は、これら全て呼び方が違うというだけで、
「お釈迦様」・「仏陀」・「釈尊」いずれも仏教の開祖である
「ゴータマ(ガウタマ)・シッダールタ」
という同じ人物のことを表しております。
いろいろな呼び名で呼ばれることがある為、混乱してしまう方も多いかもしれませんね。
●お釈迦様という呼び方は、部族の名前である「シャーキャ」という
サンスクリット語が語源となっており、その「釈迦」に様をつけて、
お釈迦様と呼ばれています。
●釈尊という呼び方は、
「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)」
「釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)」
「釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)」
これらの呼び方を省略したものです。
●仏陀という呼び方は、サンスクリット語で
‘’目覚めた人‘’という意味がある「ブドゥ」という言葉が語源となっており、
インドでは、立派な聖者のことを呼ぶ際に用いられてきましたが
仏教では「ゴータマ(ガウタマ)・シッダールタ」の敬称となっております。
ここで余談ですが・・・物事が壊れたり、使い物にならなくなったりして
ダメになるといった意味の「オシャカになる」という言葉があります。
この言葉を、漢字を使って書くと「お釈迦様」と同じ漢字になり
「お釈迦になる」と書きます。
ですがどうして「壊れる、ダメになる」という悪いイメージの言葉に、
偉人「お釈迦様」と同じ字が使用されているのでしょうか?
「お釈迦になる」という言葉は、仏教の教えなどから生まれた言葉ではなく、
江戸時代の鋳物職人たちの隠語として生まれた言葉という説があります。
その説によれば、本来は阿弥陀像を作るはずが、釈迦像を作ってしまったことから、
使えなくなったものや作り損ねた不良品のことを「お釈迦になる」と表現したことが
由来であるそうです。
鋳物職人の隠語から生まれた言葉ということであれば、
偉人「お釈迦様」を軽々しく呼び捨てにし「お釈迦になる」などと
悪いイメージの言葉に使用されているのも納得です。
他にも、火が強かった説や、また、「お陀仏」のように
「お釈迦様⇒仏⇒死⇒駄目になったもの」といった連想説など
いろいろな説があります。
申し訳ございません、話が脱線してしまいました。
お釈迦様の教えなどは、またの機会にしたいと思います。
本日も、ご静聴誠に有難うございました。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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