家族葬=密葬 ~よく話し合って決めましょう。~
- ■2020/09/17 家族葬=密葬 ~よく話し合って決めましょう。~
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現在増えている新しい葬儀の形が家族葬と言われる形の葬儀です。
しかし、家族葬を言葉として聞いたことがあっても、それがどういうものなのかをきちんと理解している方は少ないようです。
どういった形の葬儀なのかをご説明します。
家族葬とは、もともとは大手の葬儀社が宣伝のために使ったことがきっかけで流行した言葉です。
家族葬が流行する前から、お葬式を小規模で行いたいという方が増えてきていたことと、そもそもお葬式にあまり人を呼びたくないという要望が増えてきていました。
そこで、家族や近親者のみで執り行う家族葬というのが考えられました。
ですが、家族葬という言葉のみが広がり、実際どういったものなのかという部分はあまり広まっていないようです。
家族葬とは家族や親族だけで執り行う葬儀のことを呼びます。
突き詰めると近所の方や仕事関係の方などにはご遠慮いただくというものです。
誤解を恐れずに申し上げるなら、義理で来ていただくことを辞めるために家族葬という呼び方が出来たと言えます。
本来お葬式とは、故人と縁がある方が呼ばれ、また伺うものでした。
しかし、実際のお葬式では故人様のお子さんの友人や仕事関係の方が弔問にいらっしゃるなど、故人様とは面識がない方がお葬式に出席されることが多く見受けられました。
もちろん、葬儀に来られる皆さん自身社会人として、人としての礼節で伺っているものですので、それを非難することはできません。
むしろ、喪主様や遺族の方がわざわざ来ていただくのが良くないと感じていることが多くなっていました。
そこで、お葬式は家族、親族のみで行うと事前に連絡をしてお葬式を行いました。
家族葬とは呼び方を変えた密葬とも言えます。
ここで、多くの方が疑問に思われるのは、家族や親族以外の方をお葬式に呼んではいけないのか、という点です。
結論としては特にそのようなことはありません。
故人様と生前親交が深い方などにはきちんとお声掛けをするのがよいでしょう。
しかし、注意点として、どこまでの方にお声をかけるのか、そもそも家族葬という形で行うのが適しているのかという点です。
家族葬という言葉が流行しているため、という理由だけでお葬式の形式を決めるのは危険なことです。
生前、故人様が家族葬で行うことを希望していたとおっしゃる方もいますが、具体的なことは何も決められていないようで、相談した結果、一般的な葬儀を行ったケースも実際にあります。
家族葬を行う際に、ご家族以外のかたにお声をかける場合はどこまでの方に声をかけるのかを決めたうえで、家族葬ということで、きちんとお断りを入れておきましょう。
家族葬という新しい形の葬儀が流行しつつありますが、流行だからという理由だけで決めない様にしましょう。
まず、どのような希望があるのか、どこまでの方にお声をかけるのかを決めましょう。
そのなかで、本当に家族のみの小規模な葬儀をするのかを決めましょう。
流行に流されず、皆さんで相談して、後悔のない葬儀を行いましょう。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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