様々ある埋葬方法!!火葬・土葬・水葬など、少しお話します。
- ■2020/09/30 様々ある埋葬方法!!火葬・土葬・水葬など、少しお話します。
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日本では、人が亡くなり、葬儀が執り行われた後には、火葬をされる。
これが一般的な流れですが、火葬という埋葬方法以外にも様々あり、土葬という埋葬方法が主流の国も多く存在します。
そこで今回は、埋葬方法についてのお話をしたいと思います。
日本では、どうして火葬という埋葬方法が定着したのでしょうか。
いつ頃から日本では火葬が始まったのかということについては、はっきりしたことがわかっておりませんが、
遺跡の発掘などにより、縄文時代には火葬されていたのでは・・・と考えられております。
記録として残されているものでは、飛鳥時代になり、「続日本紀」にも記されております。
持統天皇が天皇としては初めて、703年に火葬されたそうで、その後、皇族や貴族、僧侶などの上流階級の人々の間で広まっていったようです。
火葬が広まっていった背景には、仏教の影響もあるとされております。
火葬は、古代インドにおいては、一般的なことであり、お釈迦様も火葬されていることからもわかります。
その為、仏教を信仰する人の中の一部で、火葬を希望する人達が現れたようです。
しかし、火葬をするのは、その当時の技術では難しく、多くの費用や時間も掛かることから、庶民が簡単に行えることでもなく、
ほとんどの人が土葬であったと考えられております。
江戸時代には、レンガを使用した火葬炉が誕生し、感染症が原因で亡くなった人は、
火葬することが義務付けられたこともあり、普及に向けた環境も、徐々に整えられていったようです。
明治から昭和の初期にかけて、ようやく火葬が普及してきたようですが、それでも、まだ全国に普及するまでには至りませんでした。
本格的に普及し始めるのは、戦後になってのことです。
土地不足や衛生面を考慮し、戦後には火葬が定着していきました。
この頃になると、人口の増加でしたり、衛生問題などから、火葬が更に推奨されることとなりました。
そして、火葬件数が、土葬件数を抜き、火葬が主流となりました。
現在でも、伝統的に土葬を行っている地域もありますが、ほとんどの地域では火葬されていることからも、
土地が広くない日本において、埋葬するスペースが節約される火葬は、とても合理的な方法ということなのでしょう。
日本人というのは、あまり、宗教にこだわりがないですし、現在、定着をしている火葬という埋葬方法に疑問を持つことも少なく、今後においても、埋葬方法は火葬が主流だと考えられます。
ですが、日本で、イスラム教徒が少しずつ増加しており、イスラム教は基本的に土葬なので、国内にお墓を作れないで困るケースがあるようです。
その為、土葬可能な墓地を設ける動きもあるようです。
もしかしたら今後は、宗教を問わず入れる土葬墓地が今よりも、増えていくのかもしれまん・・・・・
ちなみに、水葬というのもあり、水葬とは、海や川に遺体を沈める葬送形態です。
言うまでもなく、日本では、認められておりません。
いくら故人が、海が大好きで、希望していた・・・と言っても
遺体を海や川に沈めれば・・・
ただただ、死体遺棄罪に問われるだけですので、お気を付けください。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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