火葬のみで行う葬儀
- ■2021/05/03 火葬のみで行う葬儀
-
家族葬と並び近年増えているのが火葬のみで行う葬儀です。
費用を抑えて行える点や簡易的に行えるため、手間もかからない点などが皆さんにも伝わっているようですが、きちんと把握出来ていないために、当日になってから驚かれる方も少なくありません。
火葬のみで行うというのはどういうものなのか正しく知りましょう。
本来、お葬式とは、
お迎え→安置→葬儀→出棺→火葬
となるのがおおまかな流れになります。
火葬のみで行うというのは真ん中の葬儀はないことになります。
そのため、安置場所から真っすぐに火葬場に向かいます。
火葬場にある告別室と呼ばれる、お別れが出来る部屋で最後の対面を致します。
多くの方が勘違いされているのが、まず告別室には祭壇はありません。
写真と位牌が飾れる台はありますが、簡易的な作りとなっています。
供花や供物を出されたいという希望があっても、告別室には飾ることが出来ません。
また、時間にも限りがあります。
告別室は最後のお別れのためのお部屋なので、時間にして15分くらいになります。
30分以上の長時間のお別れが出来ると考える方もいますが、火葬場の告別室では長時間は出来ません。
最後のお別れとして、故人のお顔を見ていただいたり、棺に収めたいものを入れていただくだけになります。
もう一つ皆さんにお伝えしたいのが、仏教や神道等の宗教についてです。
最近、葬儀を行わずに火葬のみで済ませて、後日、宗教者の方にお願いしたいという方が増えていますが、その方法はあくまでも例外であり、全ての宗教者の方がお許しいただけるわけではありません。
お付き合いのある宗教がある方はまず、宗教者の方に事情を説明して、お許しをもらいましょう。
中には後で連絡をする。という方もいますが、それはいけません。
順番としてまず、宗教者、仏教の方でしたらお寺の住職に連絡をして、葬儀を行わず、火葬のみで済ませても良いかのお許しを頂きましょう。
それから火葬について決めていかなければなりません。
可能であれば宗教者の方とお話をする機会を設けて事前に確認をしておくと良いでしょう。
火葬のみで行うことについて一番良く説明をしておかなければならないのが、親戚の方々です。
特に地方にいる方で火葬のみで行う式を見たことがない方は、驚き、戸惑われることもあります。
祭壇がなく、花もなく、宗教者の方もいないことに驚き、このような葬儀で良いのかと家族と親戚の中でわだかまりが出来てしまうこともあります。
最後に、どのような葬儀を行うのか、決めるのはご遺族になります。
葬儀には時間もお金もかかると考えて費用と手間を少しでも抑えたいと思う方が増えてきました。
しかし、同時に葬儀は家族だけでなく、親戚の方や故人とかかわりのある多くの方とのお別れのできる時間と場所の用意が出来ます。
葬儀の場で故人とのお別れ、会葬者の方への挨拶など皆さんが手間に感じることが全て済ませることが出来ます。
少しの手間を嫌ったために火葬で済ませて、後で挨拶周り等、より多くの手間をかけている方もいます。
葬儀のことは正しく知っていただき後悔のしない選択が出来るようにしましょう。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
新着一覧
- ■2021/12/12 生活保護の方のために 葬祭扶助のお葬式
- ■2021/12/10 長かった自粛期間、もう戻りたくありません
- ■2021/12/08 葬儀社スタッフの恋愛観。
- ■2021/12/06 公営斎場とは? 葬儀の相談は葬儀社まで
- ■2021/12/04 葬儀社として働くという事。