葬儀のお食事は大事な伝統だと思う
- ■2021/06/10 葬儀のお食事は大事な伝統だと思う
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皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフ坂田です。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で長い間、自粛生活を送っています。
緊急事態宣言という国の一大事なのに長らく続いている為、緊張感もなくなってしまったような気がしています。
1年以上続いているコロナウイルスですが、終息するのはいつになるのか、すごく心配です。
さて、そんなコロナ禍でも、私達は葬儀のお手伝いをしています。
コロナウイルスにより、葬儀にもたくさんの影響が出ています。
現代では、ご家族・ご親戚が各地に離れ離れで暮らしている事も珍しくありません。
遠方に離れている事、それに高齢な親戚には大事をとって、会葬をお断りするご家族も多く見受けられます。
コロナウイルスを考えれば、遠方からの移動での感染があってはいけない為です。
ご家族もご親戚も、理解はしていますが、身内の葬儀があるのを知っているのに、会葬ができないというのは、言葉に表せないくらい胸が締め付けられます。
また、故人を送りたいと大勢が会葬をする、いわゆる"社葬"なども今のご時世、中々行なえていないのが現状です。
会社関係などの方は、代表をして1人や2人の少人数での会葬になっています。
最近の葬儀は、ご家族・ご親戚で行なう"家族葬"を希望する場合が増えていましたが、このコロナウイルスにより、よりいっそう拍車がかかったと思います。
家族だけだから…と精進落とし(お食事)も無くしてしまうご家族が多くなっています。
葬儀でのお食事は、単にお腹も満たすのを目的としていません。
仏教での意味合いは、行事が終わった後に、精進料理から通常の食事に戻す区切りの意味を持っています。
今では亡くなってもしまった後、遺族が精進料理を取っているご家族は稀かと思いますが私が思う大切な事とは、ご家族の気持ちの整理や、その時間での交流にあると思っています。
暮らしているご家族以外のご親戚と食事を囲む事により、身近なご家族では知れなかった故人の一面を知る事があります。
葬儀の場が、学びの場となるのです。
コロナウイルスで1番注意されているのが大勢での会食です。
葬儀の精進落としもそれに該当するでしょう。
もちろん、国から言われている、感染防止策は徹底に行なう事は前提にありますが、葬儀からこの場を無くしてしまってはいけないと思っています。
少人数で間隔も空け、よく換気をし、マスクをした上で、ご遺族の方々で故人と今一度向き合ってもらいたい。
葬儀のお食事は、無くしてはいけない文化だと私は考えます。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
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