御朱印を集めることとは?
- ■2020/05/24 御朱印を集めることとは?
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皆さん「御朱印(ごしゅいん)」とはどういったものなのか?
ニュースなどでもよく話題になっているのでご存じの方も多いとは思います。
最近では、御朱印を集める為に、寺院や神社に参拝する人が増えているそうです。
数年前から、たくさんの寺院や神社を巡って御朱印を集める女性を”御朱印ガール”と呼びブームの様にもなりました。
御朱印とは、そもそも何か?
どの様にして貰うものなのか?
について今回はお話していきましょう。
御朱印とは、参拝をした証として「奉拝」の文字、寺院や神社の名前、参拝をした日付、印章、印影などが書かれています。
もともとは、写経を奉納(納経)した証として寺院などから頂く証明書の様なもので、「納経印(のうきょういん)」とも呼ばれますが、
寺院やご本尊の名前、日付などを入れた半紙に朱で押印してもらう為、「御朱印」と呼ばれています。
皆さんは、「お経」と聞くと、寺院を想像するかもしれませんが、
江戸時代以前には、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の時代であった為、
神社に納経することもよくあったそうです。
*神仏習合とは、寺院(仏教)と神社(神道)が融合して、
仏教と神道の教えを区別せずに両方とも信仰するということです。
現在でも、神社でお経を唱えるところもあるそうです・・・
しかしながら現代では、納経をしなくても、数百円程度を支払えば、
その証として御朱印を頂くことが出来てしまいます。
だからといって、御朱印は、決して購入するものという訳ではありません。
御朱印は、参拝した証明として頂く訳ですから、寺院へ着いてすぐに御朱印を買いに社務所に向かうのではなく、
まずはきちんと参拝をすることが重要になります。
きちんとお参りもしないで御朱印だけを頂こうとするのは大変失礼にあたりますので、
はじめに、手水舎で手と口を清めてからお参りをします。
お参り後に、社務所へ行き、御朱印を頂くようにしましょう。
本来、参拝した証明として頂くものであり、お金はあくまでも「お布施」・「気持ち」であり、いくら納めてもよいものでした。
ですが、現在は、金額が決まっているところがほとんどみたいです。
なので、本来の意味からすると、お釣りを頂くということは、あまり褒められることではありませんので、
御朱印を頂くときには小銭を用意してお釣りがないようにすると良いでしょう。
寺院によっては、御朱印を頂けないところもありますが、
クレームをつけたりするのはマナー違反になりますのでやめましょう。
御朱印の一番の魅力は、なんといっても、寺院名や本尊名が書道の心得がある住職や宮司によって美しく手書きされていることによって、
より一層のご利益を感じることが出来ます。
寺院名や本尊名があらかじめ書いてあったとしても、日付はその場で手書きしてもらえるので、
自分の為だけに作成されるという特別感もあり、ブームになっているのかもしれません。
そもそも、御朱印を頂く為には、まず御朱印を頂く為の御朱印帳を用意しないといけません。
御朱印帳は、御朱印を書いて頂く寺院の社務所で購入するのが正式とされていますが、
数多くの寺院を周り、御朱印を頂きたいという人は、
その都度ですと、用的にも負担になりますし、保管する場所にも困ってしまいます。
なので、初めに参拝した寺院の御朱印帳を、ずっと使っていても差し支えないとされています。
ただし、神社で購入した御朱印帳を寺院でも使用すると、受け付けないという可能性も否定できません。
せめて神社用と寺院用は使い分ける方が良いかもしれません。
あらかじめ、特定の寺院の刻印などが入っていない御朱印帳を購入するのもひとつの手ですし、
手作りキットも販売されています。
御朱印は参拝記念のスタンプなどではありません。
有り難く受け取るお守りの様なものなのです。
いざという時には、あなたの背中を押してくれたり、守ってくれたりするのかもしれません。
信じることで生まれる力を感じ取りながら過ごすことが、きっと御朱印を集めることの、一番のご利益なのかもしれません。
本日も、ご静聴誠に有難うございました。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
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