【葬儀の正しい知識】 そもそも清め塩とは?
- ■2020/08/14 【葬儀の正しい知識】 そもそも清め塩とは?
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お葬式の知らせは常に唐突にやってきます。
急にお葬式に行かれる際、皆さんは正しい知識を持ってお葬式に行かれていますか?
周りの方に合わせるだけでしたり、普段からこんな形だったという、何となくの気持ちで行っていることはありませんか?
お葬式に出席される際、最低限の知識を持って行けるように、こちらでは皆さんが間違えやすい葬儀の手順を正しい形とともに、ご説明します。
清め塩
お葬式が終わり自宅に帰られた際に多くの方が行われる儀式が清め塩です。
葬儀に参列された後にお使いになるものですが、いつ使うものなのか、どのように使うのかをきちんと把握されている方はあまりいないかと思います。
そもそも清め塩とはどういうものなのでしょうか。
清め塩は本来、神道で行われてきた儀式です。
神道においては人の死を穢れという考えがあるので、塩をまくことで穢れをはらうと言われてきました。
仏教においては死の考えが異なるので、清め塩というのは本来必要ないものです。
仏教の宗派の一つの浄土真宗のおいては、特に死の考え方が違うので清め塩は必要としていません。
しかし、現代の多くの方が葬儀に行かれた際には清め塩が必要なものとして考えられていると思います。
神道以外の宗教・宗派の方には不要なものですが、多くの方の認識として必ず使うものと考える方が多いかと思います。
その理由としては日本古来の神道と仏教との境界線があいまいになり、宗教を問わず、清め塩を使うという考え方が広がっていったのだと思われます。
では、清め塩はいつまけば良いでしょうか。
まくタイミングは、皆さんが自宅に帰られた際にお家に入る前にまきます。
玄関をまたぐ前に清め塩を体にまいて、それから家にお入りください。
一度お家にはいってから外に出て行う方もいますが、それでは清め塩としての意味がなくなってしまうので、必ずお家に入る前にまくようにしましょう。
清め塩はほとんどの葬儀式場に小袋に入ったものが置いてあります。
またお香典返しの返礼品にお礼状と一緒にいれてありますので、そちらでも大丈夫です。
しかし、念のためお葬式に行く前に玄関にお塩をご用意してから出るようにしましょう。
清め塩のまきかたは胸元、背中(肩)、足元の三か所にかけて清め塩をかけたら手で軽く払えば大丈夫です。
塩を服にこすられる方も見受けられますが、体にまいたら払うだけで問題ありません。
ちなみに足元は靴の上からまいてあとははらえば大丈夫です。
仏教の儀式としてするのが当たり前だと考えられていた方が多くいたと思います。
お葬式の正しい知識を持って後悔しない葬儀ができるようにしましょう。
葬儀の気になることはいつでもさいたまそうぎ社連盟までご相談ください。
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大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
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