直葬とは何の略ですか?
- ■2021/06/06 直葬とは何の略ですか?
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先日、電話相談を受けた時のことです。
葬儀を行わずに火葬のみで行いたいとの希望でした。
詳細について知りたいとの希望でしたので、ご説明をしながら相談を受けていたらこんなお話がありました。
お客様としてはなるべく早く火葬をして済ませたいという要望がありました。そのために、現在心配な方が病院に入院しているが、亡くなったときにはそのまま火葬場へと行き火葬をしてほしいと伝えられました。
しかし、亡くなられてすぐに火葬場にお連れして火葬することは出来ない旨を説明しました。
すると、どうしてできないのか、直葬とはそういうことではないのか、と言われました。直葬という葬儀について言葉だけを見てそのように考えられる方もいるようです。
こちらでは改めて直葬についてのご説明をします。
まず、葬儀の流れについておおまかに説明します。
ご家族が病院、または施設などで亡くなられた際に葬儀社にご連絡をしていただき、搬送となります。自宅、もしくは安置施設へ移動後安置、打ち合わせとなります。打ち合わせの中で日程、場所、葬儀の具体的なことを決めて行きます。その後、一般的な葬儀であれば、お通夜、告別式を行い、出棺、火葬となります。細かいところは省きましたが、おおまかな流れは以上となります。
では、直葬とはどういう葬儀なのでしょうか。
電話相談の方は亡くなられたそのまま直接火葬すると思われていましたが、それは違います。直葬と言っても途中までの流れは一般的な式を行う流れと変わりません。お通夜、告別式など式を行わずに、直接火葬場へと出棺し、火葬をするという形式になります。電話相談の方も仰られていましたが、なぜ直接火葬場に行けないのかという疑問があるかと思います。理由は大きく二つあります。
一つは法律で定められていることがあります。
亡くなられてから24時間を超えなければ火葬してはならないと法律で決められています。
もう一つ、書類手続きがあります。
病院、施設で亡くなられた際にお医者さんより死亡診断書、死亡届が発行されます。葬儀、火葬をするには死亡届の手続きを所定の役所で行い、火葬許可証を発行してもらう必要が有ります。
火葬許可証がなければ火葬は出来ません。
この二つの理由により、亡くなられてから直接火葬を行うというのは出来ないのです。
直葬というのは、式を行わずに火葬場へ直接向かい、火葬をするという意味です。
直葬のように、家族葬、一日葬と葬儀の新しい言葉がどんどん出てきますが、言葉や形式の意味については皆さんの推測で考えられていることが多いです。
推測で考えて進めていくと後々問題が出てくることがあります。
葬儀の疑問があればいつでもご連絡下さい。
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