納棺の儀~エンゼルケアと納棺の儀は全く異なります。~
- ■2020/09/08 納棺の儀~エンゼルケアと納棺の儀は全く異なります。~
-
皆さんこんにちは。
さいたまそうぎ社連盟の葬儀担当スタッフです。
本日は、納棺の儀について紹介させていただきます。
納棺とは故人様の身体を綺麗にし、これからの世界への身支度をし、棺に納める事を指します。
昔ではご家族の方々で行なわれていたようですが、遺体の扱いは非常にむずかしいので、葬儀社のスタッフがサポートする事が多くなっています
。
サポートをするスタッフを、納棺師と私達は呼んでいます。
大切な方が亡くなると、病院や施設にもよりますが、エンゼルケアをしてくれる場所があります。
看護師によってご遺体をアルコールなどで拭き、体液が出てこないように口や鼻、耳などに脱脂綿を詰めます。
お化粧などもする場合があります。
これにより、ご家族が勘違いされる事もあるのですが、病院や施設等が行なうエンゼルケアと私達が行なう納棺の儀は、全く異なります。
病院で化粧までしてもらったから納棺の儀は行なわなくてもいいのでは?
と、思うご家族もいますが、病院や施設等ではお葬式までの日程を考慮しての処置ではありません。
あくまで今の場所を出るまでを考えています。
ですので、お葬式までに故人様の容態が変わってきてしまいます。
ですので、病院や施設等がエンゼルケアを行なってくれていたとしても、納棺の儀を行なう事をオススメします。
お葬式の際に親族・親戚、一般会葬者と皆さまに見られるので、納棺師によるしっかりとした処置をまず行ないます。
髪や髭、爪も綺麗に整え、死化粧といわれるお化粧も行ないます。
故人様の身体が綺麗に清まった後は、旅立ちの準備となります。
ここでは一般的な仏式での紹介となります。
まず経帷子を故人様に着せてあげます。
その次に手の甲に着ける手甲、足に着ける脚絆、足袋。
旅をする故人様への支度になります。
旅の支度は、ご家族の力添えの元行なうので、積極的に参加すると故人様も喜びます。
上記で説明したことを死装束といいますが、最近ではこれまで故人様が着ていた服を着せてあげたり、宗派により異なる部分があるので、スタッフに確認するといいでしょう。
故人様の身体が清まり、旅の支度も整うと最後には棺に納める儀式です。
皆さんで故人様を持ち、棺に納めます。
その際に、故人様に縁のある物も一緒に納めるご家族が多くいます。
基本的に、燃える物であれば納められるので、用意をしておきましょう。
仮のお蓋閉めを行なったら納棺の儀は終了となります。
昔から受け継がれてきた儀式ですのでどうか皆さんも、納棺の儀はご家族の皆さんで行なうようにお願い致します。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
大切な人を思う気持ちを心を込めて形にします。
さいたまそうぎ社連盟
埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1
tel 0120-5940-99
fax 048-749-8556
https://saitama-sougi.co.jp/
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
新着一覧
- ■2021/12/12 生活保護の方のために 葬祭扶助のお葬式
- ■2021/12/10 長かった自粛期間、もう戻りたくありません
- ■2021/12/08 葬儀社スタッフの恋愛観。
- ■2021/12/06 公営斎場とは? 葬儀の相談は葬儀社まで
- ■2021/12/04 葬儀社として働くという事。